【糸満市】電照菊農家の電線をねらった盗難被害が相次ぐ 銅価格の値上がりが背景か
沖縄県糸満市で、電照菊の農業用ハウスから電線が盗まれる被害が相次いでいます。
金属価格の値上がりが背景にあると見られ、被害にあった農家は新たな菊が栽培できないと窮状を訴えていて被害は深刻です。
喜舎場愛夏 記者:
この畑では、こちらの電線がおよそ240メートル分盗まれる被害がありました
県花卉園芸農業協同組合によりますと、5月に入ってから糸満市内の6つの農家が、農業用ハウスの中にある照明に電気を送るための電線が盗まれる被害に遭っています。
電線用の銅の価格は現在、1キロあたり1500円あまりで取り引きされていて、2025年9月と比較すると約1.5倍です。
キクの収穫を終えて、畑周辺への人の出入りが減った5月から6月にかけて被害が発生したということです。
糸洲花卉生産組合 玉城祐弥さん:
(被害額は)全部の畑を合わせたら100万円は超えると思います。資材高騰や人件費が上がっていく中で、それでも農業で頑張ろうと思っている中、電線盗難の被害に遭って、ショックな気持ちでいっぱいです
玉城さんは7月にも新たな苗の植え付けを始める予定でしたが、電照菊の栽培には照明が不可欠のため、新たな電線を設置するまで菊が植えられない状態が続くことになります。
電線の設置には時間や費用がかかることから、菊の栽培をあきらめて、野菜などに鞍替えすることを検討している農家もあるということです。
農協は今後、市や警察などと連携し、夜間パトロールの実施や防犯カメラの設置を検討するほか、スクラップ業者へ不審な金属類を持ち込む人物がいないか、情報提供を呼びかけていくことにしています。
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