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米軍基地クラスター・オミクロン相次ぎ沖縄県が軍人軍属の移動停止などを要請
アメリカ軍キャンプ・ハンセンで働く基地従業員などが新型コロナウイルスのオミクロン株に相次いで感染している状況を踏まえ、玉城知事は21日午前、アメリカ本国から沖縄への軍人・軍属の移動を停止することなどを政府とアメリカ軍に申し入れました。
県内では20日までにキャンプハンセンで働く基地従業員や軍属とその家族、4人のオミクロン株への感染が判明しています。
玉城知事は基地内でオミクロン株の感染が広がっている恐れがあるとして、21日午前、沖縄に駐留するアメリカ軍のトップジェームズ・ビアマン四軍調整官と小田原潔外務副大臣に電話で申し入れました。
この中では今回の感染流行が収束するまでアメリカ本国から沖縄への軍人や軍属の移動を停止することや、キャンプ・ハンセンの軍人・軍属の外出の禁止とPCR検査の実施、それに変異株の検査体制の構築を求めています。
ところで県はオミクロン株への感染が確認された基地従業員の女性が今月15日に那覇市の県立武道館で調理師の試験を受けていたことから、近くにいた13人にPCR検査を呼び掛けています。
また、キャンプ・ハンセンの関係者を対象に県総合運動公園で実施している無料のPCR検査を継続するほか、あす金武町内に無料のPCR検査場を設置し、ハンセン周辺の飲食店従業員を対象に検査を実施することにしています。
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