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沖縄戦の実相伝える32軍司令部壕 首里城再建に合わせて文化財指定を

首里城の地下にある第32軍司令部壕の保存・公開に向けて、有識者で構成する検討委員会が知事に提言書を手渡しました。

検討委員会は2021年に発足し、沖縄戦の実相を次世代に語り継ぐ戦跡として首里城地下の第32軍司令部壕を保存し公開するための議論を重ねてきました。

▽検討委員会・玉城辰彦委員長
「(第32軍司令部は〉沖縄戦の方向性を決定づける判断がなされた重要な場所であり沖縄戦の実相と教訓を伝える歴史的な遺産です」

この中では壕の公開に向けた整備を進めるとともに、2026年に予定されている首里城正殿の再建に合わせて文化財として指定するよう提言しています。

玉城知事は「平和の発信継承の在り方について多角的な視点で議論していただいた」と感謝を述べました。

県は受け取った提言書を基に来年度、保存・公開に向けた基本計画の策定に取り組むとしています。

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