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「フライ&クルーズ」の先駆けに 沖縄・那覇港に豪華客船
「フライ&クルーズ」という観光スタイルをご存じですか?
県外や国外の観光客が飛行機で沖縄を訪れ、ここからクルーズ船に乗りかえて旅行を楽しむ新たなスタイルです。
クルーズ船に合わせて前後泊が生まれることから沖縄での長期滞在と高い経済効果が見込まれています。
那覇発着の本格的なフライ&クルーズの先駆けとなる海外の客船が那覇港に就航しました。
高良琉海子記者(高は「はしごだか」)
「大きな大きな豪華客船。なんと東京タワーを横にした長さと同じなんです」
「MSCベリッシマ」は全長315メートル、最大乗客数はおよそ5600人。
プールやレストラン、ショッピングセンターなどを完備したクルーズ客船です。
海外の大型客船が那覇港を発着するのは初めてで飛行機で沖縄を訪れ船で周遊する「フライ&クルーズ」が可能となります。
従来の一時寄港型のクルーズ船観光は滞在時間が短かく経済効果は限定的でしたが、船が那覇港を発着することでこれまでより長く県内に滞在でき、観光消費の増加が期待されます。
MSCベリッシマのフランチェスコ・ベニエロ船長
「皆さんと出会えることをとても光栄に思っています。この関係が末永く続くことを願っています、ありがとうございます」
石垣や宮古、台湾を周遊する4泊5日のクルーズにはおよそ3000人が乗船しています。
このうち半数の1500人は県内からの参加だということで、関係者は県民も利用できるので船の旅を身近に感じてほしいと話しています。
MSCベリッシマは今年3月まで12回の運航を予定しています。
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