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うるま市の導水管水漏れ 断水・工業用水停止せずに修繕作業する方法を検討

浄水場に水を送る導水管が破損し水漏れが発生している問題では、修復作業が中断し再開の見通しは立っていません。

県企業局は生活用水や工業用水の供給に影響が出ないよう作業に取り組むとしています。

今月16日、石川浄水場と西原浄水場を繋ぐ導水管が破損して水漏れが発生したことを受け、県企業局は18日、本島中南部の96の事業者への工業用水の供給を止めて修復作業に当たりました。

延総史記者
「午後6時半を回りました。水漏れした部分の送水を止めた上で工事が再開されました」

しかし水圧が一向に弱まらず、午後11時ごろに作業を中断しました。

工業用水の送水は午前3時に再開されましたが、西原町で豆腐などを製造する「まえさと」では水が確保できなくなったことで大豆1トンを処分せざるを得ませんでした。

また沖、縄市に工場がある拓南製鉄は冷却水を使用する工程を停止し鉄鋼の生産に影響が出たということです。

県企業局・松田了局長
「この度の企業局の導水管の漏水に関しまして、県民、市町村の皆様、それから事業者の皆様に多大なるご心配とご迷惑をお掛けしました。心よりお詫び申し上げます」

県企業局は作業を中断した理由について「水を止めるバルブが何らかの理由で閉まらず送水を止めることができなかった」と説明しました。

そのため石川浄水場の北にある上流のバルブを閉じて修復するか検討しているという事ですが、この場合は石川浄水場への水の供給量が減り影響を受ける地域が広がる恐れがあります。

石新実企業技監
「原水調整池を使っての継続浄水配水池、それから市町村の配水池等を使ってどの程度の時間を稼げるか。その稼いだ時間の中で施工が可能なのかというところを今後検討していきたい」

修復作業の再開に当たり、県企業局は一般家庭などが使う生活用水の断水が生じないようにし、工業用水についても供給を止めずに実施する方法を検討しています。

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