公開日
”例外”が4カ月連続に 米軍嘉手納基地でパラシュート降下訓練
アメリカ軍は14日、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施すると県や周辺の自治体に通告しました。
嘉手納基地での実施は「例外」とされる訓練が強行されれば4か月連続となります。
アメリカ軍は14日の午後3時半から午後5時に嘉手納基地でパラシュート降下訓練を行うと沖縄防衛局を通じて県や嘉手納町に連絡しました。
県は訓練の中止を沖縄防衛局などに求めていて、嘉手納基地周辺の自治体で構成する三連協は訓練が確認された場合ただちに抗議する構えです。
パラシュート降下訓練は例外を除いて伊江島補助飛行場で実施することが日米で合意されていますが、アメリカ軍は伊江島の滑走路の状態が悪いことを理由に嘉手納基地での訓練を続けています。
県が今月5日に伊江島の滑走路を視察したところ複数の陥没などが確認されたためアメリカ軍に修繕を求めましたが軍の担当者は補修の方法などについて検討中だとして実施には数カ月かかるとの見通しを示しました。
14日訓練が強行されれば去年12月から4か月連続となり県や周辺自治体は訓練の恒常化に強く反発しています。
嘉手納町議会は降下訓練の全面禁止などを求める抗議決議と意見書を全会一致で可決し15日、議員全員で沖縄防衛局に要請する予定です。
あわせて読みたい記事