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小林製薬の”紅麹原料” 県内の商品にも メーカー自主回収「大変困惑している」
小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメントで腎疾患などが確認された問題で、同じ紅麹原料を使って沖縄伝統の「豆腐よう」を製造していたメーカーは対象商品の自主回収を急いでいます。
この問題は小林製薬が紅麹原料が入ったサプリメントを摂取した人に腎疾患などの症例が確認されたとして商品の自主回収を発表したもので、これまでに入院者数は26人に増えています。
同じ紅麹原料は国内の食品メーカーなど52社に供給されていて、このうち沖縄伝統の「豆腐よう」を製造する県内の一部のメーカーでもこの紅麹原料を使用していたことがわかりました。
浦添市にある海洋食品は問題となった紅麹原料を使った「豆腐よう」の商品を自主回収するとホームページで発表しました。
担当者は「健康被害の詳細は明らかではないが、消費者の安心・安全を最優先に自主回収を急ぐ」とコメントし対象商品が手元にある場合は後日返金するので着払いで送ってほしいと呼びかけています。
同じく小林製薬の紅麹原料を使用していた別のメーカーの担当者は「何十年も問題はなかった。今回自主回収せざるを得ない状況に困惑している」と話していました。
また「わしたショップ」を運営する沖縄物産公社では、取り扱う豆腐ようの商品について確認を行い小林製薬の紅麹原料を使用していないことが確認されたものについては順次販売を再開しているということです。
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