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1200人超の反対決議を防衛省に 内閣府幹部は計画に疑問の声も 陸自施設整備で

うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練施設を整備する計画を巡り今月20日に大規模な反対集会を開いた市民団体が27日、防衛省を訪れ計画の断念を要請しました。

うるま市石川のゴルフ場跡地に自衛隊の訓練場を整備する計画を巡っては今月20日、中村市長や市内の全ての自治会の代表者など1200人以上が参加した市民集会が開かれ計画の断念を求める決議が採択されました。

市民団体の代表は27日、決議文をもって防衛省を訪れました。

▽自衛隊訓練場設置計画の断念を求める会 伊波常洋共同代表:
「地域の、住民の声を真摯に受け入れてこの自衛隊訓練場建設の断念を求め、今日防衛大臣に意見書を提案いたします」

対応した三宅防衛政務官は地元から厳しい意見が出ているとの認識を示した上で「土地取得後の土地利用の在り方について改めて検討している」とこれまでの説明を繰り返しました。

▽伊波常洋共同代表:
「訓練施設はともかく、とにかく用地取得はするということで、何のために用地取得をするか我々には全く納得ができない。国が予算に組もうが組むまいが私たちは(建設計画を)認めません。(これまでの要請と)ほぼ同じ回答ですが、私たちは絶対に諦めません、認めません」

この要請に先立ちきのうは県議会の代表が木原防衛大臣をはじめ関係省庁に整備計画の白紙撤回を要請しました。

このうち内閣府の工藤彰三副大臣が「住民や学習環境のことを考えるといかがなものか」と現行の計画に疑問を呈し要請内容については防衛省に伝えると述べたということです。

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