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天にとどけ 恵みの雨求め踊り奉納 沖縄のダム貯水率やや回復
本島地方は31日、前線や低気圧の影響で大雨となり一時、大雨警報が出された所もありました。
水不足が続く沖縄にとっては恵みの雨。伝統の踊りが天に届いたのかもしれません。
31日の本島地方は各地で雷を伴う大雨となり、一部地域に警報が出されました。
水不足が続く沖縄、数十年ぶりの断水への危機感も高まるなか、31日倉敷ダムでは宮古島に伝わる雨乞いの踊りクイチャーが捧げられました。
▽在沖野崎クイチャー保存会 平良昌高会長:
「断水する前にできれば雨が降ってほしい。今日は天の神様に奉納の踊りをしようということで雨乞いのクイチャーをしました(雷鳴)・・・すごいですね」
小雨が降るなか歌や踊りがはじまると雨脚はさらに強まって・・・。
▽山城志穂記者:
「雨乞いクイチャーが終わり願いが天に届いたのか、こちら倉敷ダムでは大粒の雨が降っています。後方のダムも霞んで見える程です。」
その後も断続的に雨が降り県内のダムの貯水率は45.9%となり過去10年で最も低かった先月29日の42.4%に比べて3.5ポイント回復しました。
しかし平年値に比べるといまだ大幅に低く引き続き節水が必要です。
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