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あさって那覇ハーリー開幕へ 中学生も練習に熱 頂点目指して 

いよいよ3日から、那覇港新港ふ頭で那覇ハーリーが開催されます。

今年50回の節目を迎える那覇ハーリー、初日に行われる中学校対抗のハーリー競漕に向け子ども達の練習にも熱が入ります。

豊漁や航海の安全を願う伝統行事として受け継がれ、600年の歴史を誇る那覇ハーリー。

新型コロナの影響で2020年から中止となっていましたが去年、4年ぶりにあの光景が復活しました。

今年、50回の節目を迎える那覇ハーリー。最終日に行われる那覇・泊・久米による真剣勝負「本バーリー」にも負けないほど熱いレースを見せるのが那覇市内の中学生によるハーリー競漕です。

今年は17校、36チームが頂点を目指します。

石嶺中学校では先月からおよそ80人の生徒が平日週に4日、授業開始前のあさ7時から練習に励んでいます。

▽石嶺中学校3年生 岸本紳仁郎さん:
「櫂を合わせるのは去年よりも上手くなっていると思います。今回が50回記念大会なので優勝して石嶺中の名前を刻んで連覇達成したいと思います」

去年、男子の部で優勝を果たした石嶺中学校。大会に参加した2008年からこれまでに4度の優勝を誇っています。

▽岸本紳仁郎さん:
「優勝した時の盛り上がりが結構すごくて船の上で立ち上がって喜んでいる人とかもいて面白かったです。最初はハーリーって昔の行事でしょという感じに思っていたんですけどやってみたらハーリーの面白さとかを感じられて自分たちも後に引き継いでいけたらなと思っています」

▽地域ボランティア大城貞彦さん:
「スタート一気に行くこれ絶対忘れない。何秒の勝負だからさ何秒の勝負だよ最後まで頑張ってね」

生徒たちを指導するのは地域ボランティアの大城貞彦さんです。

▽地域ボランティア大城貞彦さん:
「順調に仕上がっているんじゃないかなと思うんだけど、勝つぞという気持ちは燃えているような感じがするね。もうてっぺんですよね目標は」

この日は全校生徒が参加して選手たちを激励する集会が開かれました。

▽男子キャプテン 大川優輝さん:
「男女ともに優勝して大きな優勝旗を石嶺中学校に持ち帰りたいと思います是非応援よろしくお願いします」

男子の部2連覇、そして学校初の男女アベック優勝を目指して。石嶺中学校の挑戦が始まります。

「絶対優勝するぞー!おー!!」

女子の部で連覇を目指すのは仲井真中学校。連覇に向け掲げるスローガンは「優勝限定」。

去年の優勝で参加希望者が増え仲井真中学校女子は今大会、2チームが出場します。

3年生チームを引っ張るのが2人のキャプテンです。

▽宮良恋音さん:
「去年めっちゃ楽しかったから、今年も絶対優勝したいなと思って大変ですけど、みんなで協力してできるのでめっちゃ楽しいです」

▽島袋凜さん:
「二連覇ってすごそうだなと思って去年もやった経験を活かしてみんなを引っ張っていきたい」

先輩たちに負けじと練習に励んでいるのが2年生チームです。

▽富永陽和さん:
「鐘に合わせないと、一番前だから自分がずれたら全員ずれるからきつい。これだけの人数に一気に指示を出すのが難しい」

「声出してねー!」

▽富永陽和さん:
Q2年生女子のチームワークはどうですか?「最高です」
Q勝てそうですか?「勝ちます!。優勝したい」

先輩と後輩が切磋琢磨しながら2年連続の優勝に向けて闘志を燃やしています。

けさの激励会ではチームTシャツを着て士気を高めていました。

▽宮良恋音さん:
「乗船練習では今までにないくらい漕ぐタイミングも合っていて、やる気に満ち溢れていました。本番では練習してきたことを出し切り、去年先輩方が勝ち取った優勝旗をまた持ち帰れるように全力を尽くして頑張ります」

▽富永陽和さん:
「本番が近づくにつれて、練習にも熱が入りみんなの息も合うようになってきました。この調子で、他校、そして仲井真Aチーム(3年生)に負けないように頑張ります!」

心と伝統を繋ぎ頂点を目指す中学生バーリー。

50回目を迎える今年はこれまでよりも熱く燃える特別なレースとなりそうです。

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