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リーグ優勝してもJ2昇格できない? FC琉球に立ちはだかるスタジアム問題

サッカーJ3リーグのFC琉球はホームスタジアムがリーグの基準を満たしていないことから今シーズンの成績に関わらずJ2昇格ができない恐れがあると発表しました。

▽FC琉球 柳澤大輔社長:
「結論から申し上げますと来シーズンのJ1及びJ2ライセンスについては、不交付の可能性がある」

9日、記者会見を開いたFC琉球の柳澤社長と倉林会長。

▽FC琉球 柳澤大輔社長:
「先月末の面談でJリーグよりスタジアム整備に関する進捗が見られないため、このままでは来季のライセンスの交付が難しくなってしまう可能性があるという趣旨の見解が示されました」

J1・J2など上位のクラブライセンスを取得する際、Jリーグスタジアム基準には「大規模改修の際にはすべての観客席に屋根を設置しなければならない」と定められています。

琉球のホーム、タピック県総ひやごんスタジアムは観客席の一部にしか屋根が設置されていないなど、J1・J2のクラブライセンスに必要な条件を満たしていません。

2017年に那覇市の奥武山公園陸上競技場を改修して整備する「新スタジアム構想」が発表されたため、これまでは特例措置としてJ1・J2のライセンスが交付されていました。

新スタジアム計画の発表から6年以上が経過していますが、具体的な進展が確認できないことから、Jリーグはクラブライセンスを交付できない恐れがあるとの見解が示されました。

柳澤社長は「県やリーグとの協議はもちろん続けていくが着工時期の見通しも立っていない現状」だと話していました。

クラブは6月末にライセンス申請をして9月に判定結果が出ます。

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