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首里城の懸魚(げぎょ)が完成 火除けの意味込め
再来年の完成を目指し着々と工事が進められている首里城正殿。
先月も富山県で首里城の顔とも言える「唐玻豊」の妻飾りの彫刻が始まったという話題をお伝えしました。
その唐玻豊にも近い場所に設置され、首里城の屋根を彩る装飾「懸魚」と呼ばれる彫刻が完成しきのう報道陣にお披露目されました。
国産のひのきで作られた「懸魚」には牡丹の花や葉っぱなどがデザインされていて、火除けの意味が込められています。
今回完成した7つの懸魚は福井県鯖江市で活動する彫刻師の鈴木良一さん、美央さん夫妻が今年3月からおよそ3か月かけて丁寧に製作しました。
鈴木彫刻所 鈴木良一さん:
「世界中の人に見てもらいたいという思いはあります、建物をみるだけじゃなくて、建物を見たことによって琉球の歴史とか文化にみんなに興味をもってもらいたいというのがあります」
11日、専門家の監修を経て報道陣に披露されました。
▽国建 平良啓常務執行役員:
「(完成を見て)感動しました、特に彫りがすごくシャープで勢いがありますので屋根に掲げられたときもしっかりきれいな彫りが出て象徴的な部分になるのは間違いないです」
完成した懸魚は正殿の正面と北側、南側にそれぞれ取りつけられ今後位置の調整などを行った後塗りの作業に移ります
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