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不登校の子どもに寄り添うには 那覇市で講演会

不登校の子ども達の支援や情報共有のあり方をテーマにした講演会が12日、那覇市で開かれました。

県立博物館・美術館で開かれた講演会は、不登校の子を持つ保護者や支援に取り組む人たちが悩みや情報を共有できる場にしようというものでオンラインを含め73人が参加しました。

自身も5人の子どもが不登校となった元教員の普天間みゆきさんは「不登校は特別なことではなく、子どもの成長過程の一つとして捉えてほしい」と話しました。

▽普天間みゆきさん:
「結局、(我が子には)不登校になるようなきっかけがあったけども、経験と物語だと思っていて、こんなことがあった、あんなことがあった、それでもこうなった、次どうなるの?みたいなハラハラドキドキの物語ってめちゃくちゃ面白いじゃないですか。そんなストーリーをこの子は選んだんだなという感じです。」

長年海外で心理学を研究する佐野友美さんは子ども達が問題行動を取る時には「満たされない何かがある」と解説しました。

▽佐野友美さん:
「心の中のことは本当に外側から見ただけでは分からない。だから私たちこれから一緒に学んでいって、子供の中側を育てていこうと思っているんです。」

質疑応答ではどうすれば子ども達に寄り添えるかなどの質問が多く寄せられ講師は「保護者も一人で悩まず時には周囲に助けを求めることも大切だ」と強調しました。

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