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対馬丸の悲劇の記録後世に 対馬丸記念館で事前研修 来月奄美大島訪問へ
学童疎開船・対馬丸の悲劇について学ぶ子ども達が奄美大島での交流事業を前に事前研修を行いました。
1944年8月22日、多くの子どもたちを乗せて疎開先の長崎県に向かっていた対馬丸はアメリカ軍の潜水艦の攻撃を受けて沈没し、少なくとも1400人余りが犠牲となりました。
対馬丸記念会は生存者や犠牲者が流れ着いた奄美大島を訪れて当時を知る関係者から話を聞くなど交流プログラムを計画しています。
今年は県内の小学生15人が事前研修に参加し対馬丸記念会の高良政勝代表理事から話を聞きました。
家族9人を対馬丸で亡くした高良さんは当時4歳、漂流中に自分を抱きかかえ守ってくれた父が救助された直後に力尽き海に沈んだことなどを語りました。
▽城西小学校5年生 饒平名木蓮さん:
「海の上の生活は揺れると思うので、どういう風に揺れるとか、どれくらい気持ち悪いとか、大変だったとかいろいろ知りたいです」
子ども達は来月13日から奄美大島の宇検村を訪れる予定です。
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