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熱中症で男性死亡 今年に入り2人目 梅雨明け以降の救急搬送急増

先月、県内に住む20代の男性が、熱中症で亡くなっていたことが分かりました。
県内で熱中症による死亡者は今年に入って2人目です。

先月28日、南城市にある自宅で28歳の男性が倒れているのを家族が発見しました。男性は心肺停止の状態で病院に運ばれましたがまもなく死亡が確認されました。当時、男性がいた部屋のエアコンはついておらず、高温となっていて、消防庁は熱中症で亡くなったと判断しました。

県内での熱中症による死亡者は今年2人目です。今年県内で熱中症により救急搬送された人は542人で去年の同じ時期と比べて、200人以上増えています。

▽島尻消防本部 仲村常司署長:
「6月20日の梅雨明け以降は、やはり熱中症関連の事案の方は増加傾向にあると思われます。気温が著しく高くなることにより熱中症による健康被害が生じるおそれがあります。他人事とは考えず、暑さから自分の身を守ってほしいと思います。」

梅雨明け以降は、一日を通して暑い日が続き、熱中症の患者が急増、先週一週間で181人が救急搬送されました。

熱中症の初期段階はめまいや足がつるなどの症状があらわれることから効果的に身体を冷やす事がポイントです。

▽島尻消防本部 仲村常司署長:
「主要な血管ですね、首元、脇の下、あと(足の)付け根の方ですね。ビニール袋に氷などを入れて主要な血管のところに置いて、まずは体を冷やす効果を行うというのが重要かなと思います。」

仲村署長は、熱中症にならないために基本的な対策を徹底してほしいと呼びかけています。

▽島尻消防本部 仲村常司署長:
「まずは室内のエアコンや送風機等により、涼しい環境を過ごしていただき、そのうえでこまめな休憩や水分補給・塩分補給を心がけてほしいと思います」

特に高齢者や体温の調節機能が十分に発達していない乳幼児は熱中症にかかりやすいため注意が必要です。

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