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水辺の生き物や河川環境学ぶ 夏休みの思い出に 漢那ダム・沖縄

夏休み真っ盛りの子どもたちがダムを通じて水辺に住む生き物や河川の環境について学びました。

完成して30年になる宜野座村の漢那ダムで開かれた体験学習会には小学生およそ60人が参加しました。

ダムの内部にある通路を通って向かったのは普段は見ることのできない監査廊です。子どもたちは膨大な水を湛えるダムの役割や施設の安全を保つための仕組みを学びました。

このあと足を運んだのは、漢那ダムの下流にあるマングローブです。カニやエビ、「トントンミー」と呼ばれるミナミトビハゼを見つけ子どもたちは自然の魅力を体感していました。

▽参加者:「カニさん!」「カニさん!」

これは実験キットを使って川の水がどれほど汚れているかを調べるワークショップ。汚れの程度に応じて色が変わり、県内各地にある川から採取した水を調べると人が多く住む地域の川の水ほど汚れが目立つことがわかりました。

▽参加者:
「水質を図る(体験)が、興味が湧きました。少しの量で、少しゴミを入れると水質が変わるんだなと」

▽参加者:
「水質検査とか、マングローブの道の探索とかが楽しかったです。ダム周辺にいる生き物とか、そういう生態系を知りたいです」

今年はダムの貯水率がこの10年で最も低くなるなど一時期は渇水の恐れもあったことからダムへの関心も高まっています。ダムを通して自然環境への理解を深めた体験は、子どもたちにとって夏休みの楽しい思い出になったようです。

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