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海底に沈む対馬丸の再調査へ 沖縄担当相が意欲
自見英子沖縄担当大臣は22日、今も海中に沈む対馬丸の再調査に向け意欲を示しました。
自見大臣は小桜の塔での慰霊祭に参列した他開館20周年を迎えた対馬丸記念館の活動を振り返る式典に出席しました。
このなかで自見大臣は対馬丸の船体の再調査に政府として取り組む考えを示しました。
▽自見英子 沖縄担当相
「沖縄戦の悲劇の象徴である対馬丸事件の記憶を風化させることなく次世代にしっかりと継承するとともに遭難学童への哀悼や世界の恒久平和への願いを発信し続けることは非常に重要だと考えてございます」
自見大臣はこのように述べ来年度予算の概算要求に関連経費を盛り込む方向で最終調整していることを明らかにしました。
対馬丸は1997年の海中調査で鹿児島県悪石島沖の水深およそ870メートルの海底に沈んでいるのが見つかりましたが、引き上げは実現していません。
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