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【独自】偽警官に偽造逮捕状 特殊詐欺の被害者が語る巧妙な手口 

こうした特殊詐欺の手口は年々巧妙となっていて、高齢者だけでなく若い世代にも被害が確認されています。今年4月、80万円あまりをだまし取られた男性が沖縄テレビのインタビューに応じ詐欺の実態を明かしました。

▽被害者の男性:
「最初警視庁ですって言われて(男性の名前)さんですか。と言われてそうですってことで答えたんですけど」

こう話すのは本島中部に住む20代の男性、警察官を名乗る男は男性の口座がマネーロンダリングに使われていると説明したといいます。

▽被害者の男性:
「詐欺事件の主犯として(犯人が)捕まった際に、私名義のキャッシュカードとかが出てきましたという」

そして男性のもとに送られてきたのは偽の逮捕状の画像、氏名や生年月日、住所などが記載されていました。

男らは資金調査が必要だといい男性に対し預金など全てを指定する口座に移すよう指示しました。その際、「捜査の結果身の潔白が証明できるかもしれない」などと説明しました。

▽被害者の男性:
「逮捕されるってなると、後のことをいろいろ考えてしまって、怪しいよりどうにかやってないことを証明したいっていう気持ちが勝ってしまったっていう」

男性は80万円を送金、その後、一連のやりとりを不審に思い事件を管轄する警察に電話を入れ詐欺に遭った事に気付いたといいます。

▽被害者の男性:
「(だます側も)アップデートしていくと思うので、今どういう手口が流行ってるのかっていうのは常にやっぱり知っといた方がいいかもしれないですね」

県警は警察官がメッセージアプリで取り調べをしたり、送金を求めることはないとして注意を呼び掛けています。

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