ドキュメンタリー映画「劇場が終わるとき」上映始まる
県内に現存する最古の映画館だった『首里劇場』が解体される日までを記録した映画「劇場が終わるとき」が桜坂劇場で公開されました。
初日の舞台挨拶には真喜屋力監督と写真家の石川真生さんが登壇しました。
「劇場が終わるとき」は解体される首里劇場とそれを記録しようとシャッターを切る石川真生さんを追ったドキュメンタリー映画です。
公開当日は多くの人が桜坂劇場に足を運び初回の上映が終わると真喜屋力監督と石川真生さんが登壇し作品への思いを語りました。
▽写真家・石川真生さん:
「さっきから涙そうそう。ずっとこの映画見ながら泣いていました。とても嬉しいよ、こういう映画は残すべきだと思うし本当は首里劇場だって残してほしかったけど」
首里劇場を20年近く守り続けた金城政則館長については…
▽写真家・石川真生さん:
「あの館長が生きているときに全然首里劇場のことを思って行ったことは一度もないわけ。館長が生きている間に、ぜひ会いたかった。理由はたったひとつ、彼が私の好みのタイプの男だから」
▽真喜屋力監督:
「建物だけ撮っても、建物の味わいは写るんですけどそこに人がいないと全体の魅力は分からないので真生さんみたいなアクの強いキャラがいてくれたおかげですごく引き立ったかなと思います」
▽来場者:
「戦後の沖縄の人達を支えてきたああいう文化が途切れてしまうのはすごく残念だったし、でもそこで多くの人達が生きてきた、そういうことを映画の中でもそれを改めて教えてくれた」
「劇場が終わる悲しみというより、真生さんがいることによってまた新しく始まるみたいな。こうやって残してくれることで何か別のことがまた生まれてくるんじゃないかなと思っています」
映画「劇場が終わるとき」は桜坂劇場で上映中で今後は全国のミニシアターでも公開される予定です。
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