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空自ブルーインパルス 宮古島で初飛行へ

航空自衛隊が来月11日にアクロバット飛行チーム「ブルーインパルス」の展示飛行を、宮古島市の宮古空港で実施する方向で沖縄県と調整していることがわかりました。

ブルーインパルスの飛行は航空自衛隊宮古島分屯基地の開庁50年を記念して計画されているものです。

航空自衛隊は当初、下地島空港の使用を県に打診していましたが、下地島空港は建設に際し民間機以外の使用を認めない「屋良覚書」が交わされていることから県は難色を示していました。

こうした中、航空自衛隊は宮古空港を使用する方向で県と調整を進めていて、沖縄テレビの取材に県の幹部は「民間機の運航に支障がなければ法令に基づいて宮古空港の使用は受理せざるを得ない」という見解を示しました。

ブルーインパルスが宮古空港で飛行するのは初めてで、自衛隊の配備に反対してきた市民などからは空港の軍事利用の拡大を見据えた地ならしだと指摘する声も上がっています。

ところで浜田防衛大臣は29日、「屋良覚書」を念頭に下地島空港の使用について次のように述べました。

▽浜田防衛相
「自衛隊が既存施設を平素から柔軟に利用できるよう関係省庁や地方自治体、関係団体からご協力をいただけるように努めてまいりたい」

政府は先島諸島の空港や港を自衛隊が円滑に利用できるよう整備する方針を掲げています。

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