番組審議会

第509回番組審議会『報告』

沖縄テレビ放送の第509回番組審議会は、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から書面での開催となった。
今月の議題は10月16日に放送されたドキュメント九州『人生は喜劇なり』で、委員7名が書面を提出した。

委員の書面から次のような意見が出された。

番組から「人生は喜劇なり」というテーマ性を感じるには至らなかった。仲田幸子さんの芸の魅力に映像を絞り、説明を入れて欲しかった。

孫の仲田まさえさんがサンシンの稽古を本格的に再開するエピソード自体はとてもいいのだが、流れが不自然のように感じた。最初からまさえさんの視線で番組を構成したほうが良かったのではないかと思った。

孫のまさえさんが仲田幸子のキャラクターにはなれないが、彼女のスピリッツを受け継ぎ、自分にしかできない表現で祖母の仲田幸子の想いを伝えていくとした決心、感慨深かった。

引退と言いつつも、引退らしくない、閉店しても開店するという、まさに幸子さんらしい、スタイルがなんとも魅力的だった。一方で、ハテナに感じる視聴者もいるかもしれない。今後、その展開をどのように伝え理解して頂くか工夫が求められる。

沢山の方が思いを語るのを楽しく共感しながら拝見したが、見終わると物足りなさがある。番組を新しい店のオープンで締めるのであれば、もっと丁寧に役者の性(さが)に迫って欲しかった。

この機会に、沖縄戦後芸能史の中で仲田さん、でいご座が歩んだ道のり、その功績について、本人の言葉で総括を語らせる場面があると、なお良かった。

幸子さんをそばで支えてきた、孫のまさえさんとの絆を通して、仲田幸子さんの半生がうまくまとめられていた。

< 審議委員 >
書面提出: 山内 彰委員長 宮城 能彦副委員長 山川 厚子委員 嘉数 道彦委員 仲宗根 斉委員 稲嶺 佳乃委員 松元 剛委員