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番組審議会

第560回番組審議会『報告』

沖縄テレビ放送の第560回番組審議会を12月09日(火)に開催しました。
今回は「放送この一年」をテーマに、今年1年審議いただいた番組、放送全般について伺いました。
委員からは次のような意見が寄せられました。

・(ネットフリックスなどと違い)無料で見られる優良な、知識を耕せるようなコンテンツが見られるのがテレビの強みではないか。審議委員の活動を通し少しでもテレビづくりに貢献していきたい。

・「おきなわテレビはじまり物語」と「アクターズスピリッツ」が印象に残っている。ドラマは沖縄テレビにしか作れない番組であり後者はアーカイブ映像が上手にちりばめられ、沖縄の芸能史を語る作品であった。

・戦後80年という事で毎日のように戦争に関する内容が多く、少し食傷気味であった。今、高校では野球、サッカー、来年にはeスポーツに特化した学校もできるようだ。このような沖縄の日常も腰を据え追いかけてほしい。

・レギュラーで首里城復活を伝える番組を放送しているが、その集大成のような、火災から正殿完成までのストーリーの番組をぜひ作っていただきたい。
 
・(沖縄戦などお伝えすべきと思いやっている放送を)視聴者の皆さんがそれを望んでいるのか、望んでいることだけを放送すればよいのか、伝え方、伝える切り口、その辺りの新たな部分を来年もみせていただきたい。

・これからの映像メディアは生成AIとどのように対峙していくのかが問われていると思う。ネットの中では滑らかに動く過去の映像など(AIに)作られたものもたくさん出ている。テレビの映像が信頼に値するのかも問われ始めてきている。
 
・今年は社会の分断化、特に若者と年配者の分断化が深刻だと思った。ネットやテレビ等様々なメディアを見てネットが良いと思っている若者と、テレビだけ見ている年配者。その分断はかなり深刻だと感じている。
                                 以上

出席:宮城能彦委員長 新城和博副委員長 我那覇奈緒委員 上間淳委員 照屋ゆきの委員 真境名育恵委員 滝本匠委員

 

 

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