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番組審議会

第489回番組審議会『報告』

沖縄テレビ放送の第489回番組審議会が、平成30年9月11日(火)に開催されました。今回は6名の委員が出席しました。

今月の議題は、8月17日に放送しました『ドキュメント九州 ロックと不発弾』です。

委員から次のような意見が述べられました。

※ 不発弾を、棘に例えて抜いてあげるということが郷土愛と言い切る豊田さんの言葉は、ロック愛に通じるものがあり、現状を受け入れ人生を柔軟に対処している生き方が素敵だと感じた。

※ ベトナム戦争当時は米兵が死に物狂いで遊んでコザの街も潤っていたけれど、平和になると逆に街は廃れていくというこの矛盾を抱えた社会的な課題にもスポットを当てていたのかなと。考えさせられる番組だった。そういう中で豊田さんの人柄がうまく出ていた。

※「ロックと不発弾」一見結びつかないのですが、それを結びつけて、意外性と異色性を感じさせたところが今回の番組であると思った。この意外性プライズは、不発弾を取り除くのに70年かかるということ。異色性というのは、とりもなおさず、豊田さんの生き方そのもの。

※ 不発弾探査の業界をまとめるのに相当精神的に追い込まれたという発言があったので、この辺りの彼の仕事を軸にしたような番組の作り方をしても面白かっただろうし、また違う豊田さんの一面が見られたのではないかと思う。

※ 盛り込み過ぎたのかなという感があり、訴えたいことがぼやけたような気もした。ロックも然り、不発弾問題も然りでそれぞれに分けて特集を組んでも、上手くそれぞれのテーマがしっかりと生きた番組作りができたのではないかと思った。

※ 磁気探査会社を立ち上げた人がロック好きだったということだけが印象に残った。個人的には趣味のロックの部分はもっと大幅に減らし、豊田さんに不発弾問題をもっと語らせることで、今も残る沖縄戦の危険を掘り下げた方が良かった。

< 審議委員 >
出席 : 山内 彰委員長・山内 カンナ委員・山川 厚子委員・本永 浩之委員・嘉数 道彦委員・玉城 常邦委員
欠席 : 宮城 能彦副委員長

 

 

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