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番組審議会

第503回番組審議会『報告』

沖縄テレビ放送の第503回番組審議会が、令和2年2月4日(火)に開催されました。今回は5名の委員が出席しました。

今月の議題は令和元年12月1日に放送された『國劇組踊 成底ゆう子がみた琉球のダイナミズム』です。

委員から次のような意見が述べられました。

※ 鈴木耕太氏の「組踊は、内容をあらかじめ見せて、分かってもらってから見るものである」との説明にも頷かされた。私自身がそうだったので、内容を理解していると楽しくなる。

※ 組踊は高い芸術性と、言葉が適当かは分からないが、娯楽性を併せ持つ大切な文化だと感じた。番組を見ていて、誇らしい気持ちにもなった。

※ 組踊の研究も進んで「沖縄の文化としての価値だけではなくて、東アジアにおける琉球の位置が組踊に象徴されているのだ」というような基本的なコンセプトが核にあったので、非常にいい番組だと思った。

※ 字幕表示の点で、実際の原文と訳、解説という三段階にわけたテロップ表示が効果的だった。三段構成によって、より視聴者が組踊をじっくりと鑑賞する手助けになったのではないかと思った。

※ 初めて組踊を見るという成底さんの視点と感性を軸に描かれていたので、番組としては面白かった。次回は組踊の歴史や特徴をもっと細かく掘り下げて、じっくり番組を作り込んで欲しい。

※ 300年前の組踊舞台の再現イベントを通した番組の進行で、組踊が誕生した意味や組踊の歴史・背景が理解できたように感じた。「組踊」初心者にとっては、まさにコンセプトの通り「分かりやすい」内容であった。

< 審議委員 >
出席: 山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・山川 厚子委員・嘉数 道彦委員・玉城 常邦委員
欠席: 山内 カンナ委員 仲宗根 斉委員(レポート参加)

 

 

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