CLOSE

番組審議会

第518回番組審議会『報告』

沖縄テレビ放送の第518回番組審議会が10月12日に開催されました。審議には4名の委員が出席し、3名からレポート提出がありました。

議題は6月23日放送の「遺骨〜声なき声をきくガマフヤー〜」で、次のような意見が寄せられました。

※ 冒頭の「戦没者に対して『安らかにお眠りください』と言えないのですよ」と語る具志堅さんの姿が印象的で心をつかまれた。

※(悲痛な体験をした)翁長さん、川平さんというお二方が、遺骨の混じった土を新しい基地を埋め立てるために使っていいのかという具志堅さんの訴えに、訴求力をもたらせた。

※ 今、僕らがいつも行って楽しんでいる場所から実は骨がごろごろ出てきていて、それが土や石と同じような扱いを受けてどこかへ運ばれていった、というのはすごくショッキングでいろんな人に伝えたいなというふうに思った。

※ 具志堅さんは普段仕事をしながらボランティアをやっていると思うが、日常も見て見たかった。日常の中で、遺骨収集をしている姿がよりインパクトがあると感じる。

※ 具志堅さんのハンガーストライキに関する報道が私には「辺野古基地反対」の一つとして取り上げられているように感じていたが、「基地に賛成、反対ではなく、人道上の問題」との言葉にガマフヤーの思いを理解できた。

※ 遺族の苦悩や戦争を知らない世代への課題、人が生きるという事、生きた証を示す事、戦没者への尊厳について改めて考えさせられた。

※ 要望したい事として、まず具志堅さんが掘り出した遺骨を遺族に帰した実例というのを見せてほしかった。2つ目は具志堅さんが作業をしている地点をより明確にしてほしかった。地理的認識は社会的事象の理解に必要。

< 審議委員 >
出席:山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・嘉数 道彦委員・松元 剛委員 
欠席:山川 厚子委員(レポート参加)・仲宗根 斉委員(レポート参加)・稲嶺 佳乃委員(レポート参加)

 

 

バックナンバー

第543回番組審議会『報告』

第542回番組審議会『報告』

第541回番組審議会『報告』

第540回番組審議会『報告』

第539回番組審議会『報告』