番組審議会
第519回番組審議会『報告』
沖縄テレビ放送の第519回番組審議会が11月9日に開催されました。審議には5名の委員が出席し、2名からレポート提出がありました。
議題は10月31日放送の「首里城うむいの燈」で次のような意見が寄せられました。
※ ウチナーンチュのアイデンティティや歴史をバックボーンにした人たちの生き方を捉えているよ
うに感じた。
※ 首里城火災の年は組踊上演から300年の節目の年。芸能関係者が失ったものの大きさを想像すると同時に、人々の芸能への思いの深さも知ることがでた。
※ 出演者のほとんどが40歳以下の方だった。若手に今バトンを託しているということを感じた。
※ 戦前の鎌倉芳太郎さんを取り上げてほしい。実は沖縄県民は首里城を壊そうとしていた。それを救ったのは本土から来た学者だった。今度こそ首里城を私たちのものにしなくちゃいけないという問題提起があってもいい。
※ ゲストの3名が比較的若い世代であり、復元・復興に向けた専門家でなかったことから、身近な感覚、視点を感じ、肩を張らずに最後まで視聴できた。
※ 高良氏の「平成の復元に対する県民の関心はそれほどでもない。しかし、大勢の人が訪れ、歴史や文化が伝わった。それが(今回の火災での)喪失感、悲しみにつながったのではないか」との言葉に納得した。
※ 視聴者にも「あなたにとって、首里はどんなところですか」と聞いてほしかった。そうすることによって番組をより自分事にする効果があったのではないか。
< 審議委員 >
出席:山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・山川 厚子委員・稲嶺 佳乃委員・松元 剛委員
欠席:嘉数 道彦委員(レポート参加)・仲宗根 斉委員(レポート参加)