番組審議会
第516回番組審議会『報告』
沖縄テレビ放送の第516回番組審議会は新型コロナ感染拡大に伴い、県に緊急事態宣言が発出された事を踏まえ、委員からレポートにより提言を受ける形式としました。
議題は5月29日放送の「てぃんさぐぬ花〜ママたちの沖縄〜」です。
委員からは次のような意見が寄せられました。
※ ママたちの表情がとても自然だった。カメラを向けられているという気負いがなく、言葉も表情もとても自然で目の前で私に話しているかのような重みがあった。
※ 選挙以外からも彼女たちの訴えは十分に理解でき、共感できた。選挙映像を減らしナレーションで工夫してもよかったのではと思った。
※ ママたちにとっての選挙戦は「誰かがうやうやしく政治と呼んでいるものは、ママたちにとっては生活なのだ」というナレーションが腑に落ちた感じがした。
※「ママではない女性」はこの番組をどう見るのだろう?という事が気になった。そこまで考えてしまうと複雑になりすぎて番組として成立しなくなるが、この問題はジェンダー論の中でもよく議論されるテーマなので、どこかで考えておいた方がいいと思った。
※ 母親たちの生の声を取り上げつつ、それぞれのインタビューや映像に、やさしく寄り添うような内田さんのナレーションのスタイルが、とても素敵だと感じた。
※ 水の問題に関しては本当に怖くなる内容で、不安を煽ってしまわないかと思った。現状の解決の方法についてもっと情報が欲しかった。
※ ママさんたちにマイクを向けて話を引き出すのではなく、場面場面で登場する方々の言葉を拾い上げて構成することで、よそ行きではない生活者の言葉、行動の臨場感が増している。
< 審議委員 >
山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・山川 厚子委員・嘉数 道彦委員・仲宗根 斉委員・稲嶺 佳乃委員・松元 剛委員