帰ってきた“キャプテン・翼” 元キングス与那嶺 家族と歩む指導者の道

2020/10/17(土) 17:30

プロバスケットボールBリーグの琉球ゴールデンキングスで、かつてキャプテンとして優勝にも貢献した与那嶺翼さんがキングスのバスケットボールのコーチに就任した。
家族とともに故郷の地で指導者としてのキャリアを歩む決意を新たにしている。

▽与那嶺翼さん
『現役を引退してコーチとして新たに沖縄以外のところで経験したことを、沖縄に帰ってきて子ども達が伸び伸びプレーできる環境を与えいけたら』
琉球ゴールデンキングスアカデミー(育成年代)のコーチにこのほど就任した与那嶺翼さん。中学・高校では県内屈指の選手として名を馳せ、旧bjリーグ時代の2009年にキングスに加入。
持ち前のリーダーシップをいかんなく発揮し、リーグ制覇にも大きく貢献した。

▽アカデミー生徒の保護者
『中学校でバスケをしている時から一方的に知っています。中学校の時に輝いていた人がキングスでプレーして沖縄に戻ってきて息子に教えてくれて親近感も湧くし、子どもがもっと上手になるんじゃないかと期待できます』

キングスを退団後は他のチームを渡り歩き、2019年に現役を引退。
もともと指導者を志していた与那嶺さんは家族と離れて岩手のチームでコーチとしての道を歩み始めていたが、契約を残したまま故郷に戻ることを決めた。
決断の背景にあったのは新型コロナウイルスの感染拡大という未曽有の災禍だ。

▽与那嶺翼さん
『一番の決断理由としては家族の存在が大きくて。コロナ禍の中、単身赴任で岩手にいて家族に何かあったら後悔してもしきれないという思いが強かった。離れてみて家族の温かみ、支えられていたんだなと身に染みて感じることができた』
与那嶺さんの長女(8)・次女(5)は「お父さんが戻ってきてくれて嬉しい。優しいときもあるし恐い時もあるお父さん」と笑顔を見せる。
沖縄に戻ってきたのは7年ぶり。選手としての全盛期を過ごした。

▽与那嶺翼さん
『勝負にこだわって常に優勝争い。会場の雰囲気や周りの環境、チームメイトも含めて多くの方が僕に良いプレッシャーを与えてくれた。スポットライトを当てて頂いてキングスでの4年間は僕自身を最高潮に高めてくれた』

地元に戻り第二の人生を踏み出そうとする与那嶺さんを球団が後押しした。
球団側は「選手が引退してからキングスに立場を変えて戻ってくることがこれまではなかった。その第一人者としてできることを還元してほしい」と与那嶺さんをコーチとして招き入れた。
バスケットボール教室に通う子ども達は与那嶺さんがキングスでキャプテンを務め活躍していた事を知らない子も多い。
だが話す雰囲気からは“オーラ”のようなものが感じられ、子ども達は真剣な眼差しで耳を傾ける。

▽与那嶺翼さん
『シュートが入る・入らない、特別なドリブルができる・できないはあとから付いてくる。僕自身、身体能力があるわけではない。シュート力があるわけでもない。僕の取柄は“継続する力”。この一つの能力で勝負してきた。チャレンジすることの大切さも伝えたい』

プレーだけでなく、コート内外における立ち振舞いなど、人としての成長も促すのが与那嶺流のコーチングだ。

▽与那嶺翼さん
『あいさつをしっかりする、整理整頓をしっかりする。蔑ろにされているかもしれないが、そういったことがコートの中でも出る。スポーツ選手以前に人としてどういうことをしないといけないのかということを指導していきたい』

教室には10歳の長男も通う。
父親と並んでの取材に照れくさそうにしながらも「お父さんの真似はしない。お父さんを超える」と力強く語った。
愛する家族が暮らす沖縄で再スタート。
これまで培ってきた経験を糧に一流の指導者を目指して歩みを進める。
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