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番組審議会

第507回番組審議会『報告』

沖縄テレビ放送の第507回番組審議会は、新型コロナウィルスの感染拡大防止の観点から書面での開催となった。

今月の議題は7月31日に放送されたドキュメント九州『お母さんと子どもの幸せ願う えかきやさん』で、委員7名が書面を提出した。

委員の書面から次のような意見が出された。

※ 番組は、“お母さんとは何か”という命題を視聴者に考えさせていて、永梨さんは彼女なりの答えを出している。テーマ性を対話の中から生み出しているところは意義があると感じた。

※ 母親として自信がなかった彼女がこんなにも家族との絆をつくっていることが、視聴者にも伝わり心温まる番組になったのではと思った。

※ 人と人との繋がりが薄くなりつつある現代だからこそ、人を通して、家族、家庭をあらためて見つめ直すことの出来る番組は、大変意義深いと感じた。

※ 永梨さんの素顔と言葉をしっかりカメラにおさめ、奇をてらうことなく流れるような番組に仕上げた点を高く評価したい。

※ 母親や父親は最初から「親」なのではなく、子育てをしている過程で「親」になっていくもの。子どもの貧困やDVについて、ほのぼのとかつ深く考えることのできるとてもいい番組だ。

※ 永梨さんが、ひとり親の子どもたちに講話した内容は胸を打った。永梨さんを通して、虐待や育児放棄の問題の核心を描き出し、恵まれない環境で育つ子どもたちへのエールと言える内容をも併せ持っていた。

※「変えられるよ」という永梨さんの言葉は、講演を聞いた人たちの心に届いたのではないかと思う。残念なのは、永梨さんの講演を聞いた親や子供達の感想がなかったこと。

< 審議委員 >
書面提出:山内 彰委員長・宮城 能彦副委員長・山川 厚子委員・嘉数 道彦委員・仲宗根 斉委員・稲嶺 佳乃委員・松元 剛委員

 

 

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