くらしと経済 〜2019年放送

5月10日期待の「地熱発電」、23年ぶりに新発電所が誕生

小林

こんにちは。小林美沙希です。
「太陽光発電」や「風力発電」と同様自然の力を活用して電気を生み出す「地熱発電」。
注目が高まる中、国内で23年ぶりに新たな発電所が誕生しました。
その背景について野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんに伺います。宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。

小林

そもそも地熱発電とはどういうものなんでしょうか。

北田

地熱発電は地下にたまっている蒸気の力でタービンを回して発電する仕組みです。まず活火山の地下深くから上がってきたマグマの熱が雨水などを加熱し熱水や蒸気へと変えていきます。
これらが溜まった場所は「地熱貯留層」と呼ばれ、そこから取り出された蒸気でタービンを回して電気をつくります。さらにこの蒸気は使用後も冷却水として繰り返し利用されます。

小林

地熱発電の特徴を教えて下さい。

北田

まず資源が枯渇する心配がありません。
日本には110ほどの活火山があり地熱を得られやすい環境にあると言えるでしょう。
この他天候や季節で変動する太陽光や風力と比べても安定的なのも特徴です。

小林

エネルギー資源が少ないと言われる日本でも、地熱発電を使えば自給できるという事なんですね。

北田

その通りです。
日本の地熱資源量は2347万キロワットで、アメリカ、インドネシアに続いて世界第3位の地熱大国です。
一方で資源はあるものの、発電出力を合計すると約53万キロワット。
資源量が日本の4分の1程度のフィリピンやメキシコと比べると活用されていない状況と言えそうです。

小林

もったいない気がします。
理由は何でしょうか?

北田

発電に適した土地を探り当てるのが難しく事業化に平均14年と時間がかかる事などが挙げられます。
ただ、東日本大震災を契機に原子力に依存するエネルギー政策からの方針転換が必要となりました。
政府は2013年度時点でおよそ51万キロワットだった地熱発電の設備容量を2030年度にはおよそ3倍に増やすよう目標を掲げる他、これまでよりも発電所を設置しやすい各種施策を展開しています。

小林

今後も期待が高まりますね。
ここでセミナーのお知らせです。

北田

5月20日 月曜日 午後2時から
「加速する中国のイノベーション デジタル エコノミーと台頭するテック都市」など2部構成でお伝えします。


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小林

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