くらしと経済 〜2019年放送

6月14日空気が電池になる?加速する次世代電池開発

小林

こんにちは、小林美沙希です。
デジタル機器の発達によりIT革命が進む現代社会。その背景には「電池」の性能向上が大きく関係しているようです。
詳しいお話を野村證券那覇支店支店長の北田敦司さんに伺いたいと思います。
宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。
早速ですが、小林さんは「電池」と聞くと、どういったタイプのものを連想しますか?

小林

単3などの乾電池を連想しますね。

北田

多くの人はそういった乾電池タイプを連想するかもしれませんね。
ただ今回は「リチウムイオン電池」という充電できるタイプの電池についてお話します。
この「リチウムイオン電池」は、1991年に日本のメーカーによって商品化され、今日にいたるまで様々な電子機器に使われてきました。

小林

具体的に、リチウムイオン電池の性能にはどういった特徴があるのでしょうか。

北田

リチウムイオン電池には、主に3つの優れた特長があります。
一つ目は、エネルギー密度が高く、小型化する事が可能という点。
二つ目は、小型・軽量でも大きな力を発揮できるという点。
三つ目は、他の充電式に比べ寿命が長い。
という点です。
こうした特徴を活かして、現在ではスマホやパソコンなど電子機器から、電気自動車などの分野まで、世界中のいたるところで活用されています。

小林

スマホやタブレットの小型化が進んでいる背景には、小さくても大きな力を発揮できるリチウムイオン電池の存在が欠かせなかったのですね。

北田

その通りです。
ただ、高性能に進化してきたリチウムイオン電池も、技術的には「これ以上の高性能化はできない」という段階にまできています。
そこで、国の研究機関なども力をあげて、別の素材を使った、次世代を担う電池の開発が進められています。

小林

どのような電池が開発されているのでしょうか?

北田

いくつかある内、特に注目されているのが、「リチウム空気電池」です。
空気中の酸素を取り込み、化学反応させる事で電気を生み出すという仕組みで、理論上はリチウムイオン電池の5倍から10倍の電気を蓄えられ、さらに正極に金属を使わないため、軽量化やコストカットが可能になります。

小林

空気が電気に。
まるで夢のような電池ですね。

北田

はい。しかし、すぐに性能が低下してしまうという実用化への大きな課題もあるので、
大手通信企業や電子部品メーカーが研究や開発を繰り返し、実用化に向けて課題の解決に取り組んでいます。

小林

実用化されるとどういった用途が考えられますか?

北田

軽さという特長を活かして、タブレット端末やドローン、ゆくゆくは空飛ぶ自動車などへ活用されていく事が予想されます。
これからインターネットとデジタル機器がつながる「IOT」の時代も本格化しますので、高性能電池が必要になってくる場面は
ますます増えていくことが予想されます。

小林

私たちの暮らしがより豊かに、便利になっていくためには、電池の進化が欠かせないようですね。
各社の開発努力に期待したいです。
ここでセミナーのお知らせです。


北田

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小林

北田さん今週もありがとうございました。

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