くらしと経済 〜2019年放送

6月21日 世界で存在感が高まる、日本産チーズ

小林

こんにちは。小林美沙希です。
とろける食感と豊かな味わいで、私たちを楽しませてくれる食材「チーズ」。
いま世界で、日本産チーズへの関心が高まっているようです。
詳しいお話を、野村證券那覇支店支店長の北田敦司さんに伺います。
宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。

小林

チーズといえば、最近ではいろいろなジャンルの料理に使われていますよね。

北田

ピザの普及やワインのブームもあって、チーズは日本の食文化に定着しましたね。
実際に、2人以上世帯の年間のチーズ消費量とチーズへの支出金額をみてみると、消費額は2008年以降10年連続で増加、支出金額も、2004年以降14年連続で増えています。
小林さん、チーズにはたくさん種類がありますが、大きく2種類に分けられるのを知っていますか?

小林

いえ知りません。教えて下さい。

北田

1つ目は「ナチュラルチーズ」といい、原料の生乳を乳酸菌や酵素などを加え、水分を除いたもののことをいいます。
「モッツァレラ」や「チェダー」などの品種が有名ですね。
そのナチュラルチーズを加熱して、再度冷やして固めたものを「プロセスチーズ」といいます。普段スーパーなどで目にするスライス状やピース状のものがプロセスチーズに該当します。

小林

初めて知りました。チーズの主な産地はヨーロッパだと思うのですが、日本でも生産はされているのでしょうか。

北田

チーズ製造に進出する酪農家が増えたこともあり、国内でナチュラルチーズを生産する工房の数が年々増えてきています。
おととしの時点で、全国に306箇所あってその4割が酪農王国といわれる北海道に集中しています。

小林

日本産のチーズは、海外からどのような評価を受けているのでしょうか。

北田

海外からの評価は高く、2017年にフランスで行われたコンテストでは、北海道、長野県、宮崎県の工房で作られたナチュラルチーズが「金賞」を受賞しました。
一方、国内の大手乳業メーカーがつくるプロセスチーズも、欧米産にはない独自性が評価され、台湾や香港、タイなどアジアを中心に人気となっています。

小林

このままいけば重要な輸出品目になっていきそうですね。

北田

そうですね。
実際に、ナチュラルチーズの輸出量は、2012年の時点でおよそ53トンでしたが、5年後の2017年にはおよそ4・5倍の237トンにまで増えています。
昨年TPPが発効され、輸入にかかる関税が引き下げられましたよね。
その影響で、今後は品質が高く価格も安い欧米のチーズの輸入が進むと予想されます。
こうした国際競争を勝ち抜いていくために、国も総額およそ150億円の予算を組んで生産者への支援を始めていますので、これからますます品質の高いチーズが国内で作られると期待できます。

小林

それは楽しみですね。
お話を聞いていると、美味しいチーズを食べたくなってきました。
ここでセミナーのお知らせです。

北田

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小林

今日は、世界で注目を集める日本産チーズの最新動向についてお話を伺いました。
北田さんありがとうございました。

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