くらしと経済 〜2019年放送

6月28日 防災拠点の機能も強化。役割が広がる道の駅

小林

こんにちは。小林美沙希です。
ドライブの途中で「道の駅」を利用することはありますか?
最近の「道の駅」は様々な役割を担い、進化しています。
野村證券那覇支店支店長の北田敦司さんに詳しくお話を伺います。
宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。
さて小林さん、「道の駅」は全国にどのくらいあると思いますか?

小林

(小林アナ 推測)

北田

「道の駅」の始まりは1993年。
その時点では103駅でしたが、2019年は1154駅となっています。
登録数が最も多いのは北海道124駅、岐阜県、長野県となっています。

小林

最初の頃の「道の駅」は、トイレ休憩や、ちょっと食事をする場所というイメージでしたよね。

北田

そうですね。でも、それにとどまらない役割があります。
道の駅には、「道路使用者への安全で快適な道路交通環境の提供」と「地域の振興に寄与」という2つの目的を達成するため、
「休憩機能」「情報発信機能」「地域の連携機能」の3つの機能が備わっています。
「道の駅」登録申請は、市町村長が国土交通省に行いますが、申請が通るためには、24時間利用できる駐車場やトイレ、情報提供施設、地域振興施設などを備えている必要があるのです。

小林

ところで、「道の駅」誕生からおよそ30年ですが、最近の道の駅はどのように変化していますか?

北田

まず、地元農産物の直売所ブームがありましたね。地元の人が通う場所という評判が多くの観光客を集めて、地域の特色を武器に個性的で集客力のある人気施設に進化してきました。
そして2014年からは、特に優れた機能を継続的に発揮している駅を、国土交通省が「全国モデル」に選定し、支援を強化する取り組みを始めました。

小林

どのような「道の駅」が「全国モデル」に選ばれているのですか?

北田

「全国モデル」は、大きく分けると、「地域外から活力を呼ぶゲートウェイ型」と、「地域の元気を創る地域センター型」があります。
まず、「ゲートウェイ型」に選ばれた群馬県・川場村(かわばむら)は、過疎化地域に指定された人口およそ3700人の村ですが、
「農業プラス観光」の地域づくりが功を奏し道の駅を訪れる人の数は年間およそ120万人、リピート率も7割の人気施設です。

小林

一方、「地域センター型」に選ばれた岩手県・遠野市(とおのし)の「道の駅」は、広域防災拠点として機能、とありますね。

北田

はい。こちらの道の駅は、2011年の東日本大震災の時に、復旧・救援に向かう自衛隊や消防隊、ボランティアの後方支援拠点として機能しました。
その後も全国で自然災害が続いていることもあり、道の駅の防災拠点としての機能を強化しようという動きが加速しています。

小林

道の駅は、親しみのある場であるとともに、地域にとって重要な存在になっているんですね。
ここでセミナーのお知らせです。

北田

野村のサマーセミナー2019「令和元年 新時代の幕開け〜平成に学ぶ、未来の投資戦略〜」をアートホテル石垣島をはじめ、ごらんの県内各地で開催します。

皆さま奮ってご応募ください。

小林

北田さん今週もありがとうございました。

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