くらしと経済 〜2019年放送

7月5日 大豆が肉になる?急成長する大豆ミート市場

小林

こんにちは。小林美沙希です。
日本人になじみの深い「大豆」。
その大豆で「お肉」を再現した食品、大豆ミートが、世界で注目を集めています。
野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんに詳しく伺います。宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。

小林

「大豆ミート」とはどのような食品なのでしょうか。

北田

「大豆ミート」とは、大豆などの植物を原料に、肉の味や見た目、食感などを再現した食品の事をいいます。
その再現度はかなりのもので、火を通すと褐色に変化して、肉汁が出るものもあるそうです。
アメリカでは、急速に普及が進んでいて、スーパーの肉売り場で販売されていたり、大手ハンバーガーチェーンでは、今年の4月から、大豆ミートを使ったハンバーガーの販売を始めています。

小林

アメリカは、ベジタリアンの方が多いという話を聞きますから、そういった層の人達に支持されているのでしょうか。

北田

そうとも限らないようです。
ある調査では、アメリカの人が大豆ミートを選ぶ理由として、1番多かった回答は「味」、で52%となっており、「菜食主義」の10%を大きく上回っています。
今は生物化学のレベルで、肉の味が再現できますので、単純に「美味しい」という理由で消費者には支持されているようです。

小林

栄養価はどうなのでしょうか。

北田

牛肉と比べると、カロリーはおよそ4分の1に抑えられていますが、たんぱく質は牛肉よりも多く、コレステロールはゼロ、脂質はほとんどありません。

小林

味も美味しくてヘルシー、普及が進んでいるのもうなずけますね。

北田

注目されている理由は他にもあります。
いま世界では、人口増大などの理由で将来的な食糧不足が危惧されています。
それに伴って、肉類が不足することも予想されますので、大豆ミートは、世界の肉不足を解決できる可能性を秘めている、という点からも注目されているんです。

小林

様々な可能性を秘めた大豆ミート。
日本でも味わう事ができるのでしょうか?

北田

実は日本でもおよそ50年前から大豆ミートの生産をしている企業があります。
この企業では、最近受注が右肩上がりで、来年には新しい工場を建てる予定です。
さらに、昨年12月には大手食品メーカーも、大豆を使ったハンバーグ2種類の販売を始めるなど、日本でも販売の動きは盛んになっています。

小林

それは楽しみです。

北田

海外のある調査では、世界の大豆ミート市場は、2023年にはおよそ7036億円にまで拡大すると見込まれています。
日本でも、来年にはオリンピック・パラリンピックが開催されます。
訪れる観光客の様々な食習慣に、飲食店が対応していくためにも、大豆ミートの需要はますます高まっていくでしょう。

小林

私たちに身近な食品となるのも、そう遠くはなさそうですね。
ここでセミナーのお知らせです。

北田

「野村のサマー投資セミナー2019令和元年 新時代の幕開け〜平成に学ぶ、未来の投資戦略〜」をアートホテル石垣島をはじめ、ご覧の県内各地で開催します。

皆さま奮ってご応募ください。

小林

ヘルシーで美味しい大豆ミート。
つい食べ過ぎちゃうかもしれませんね(笑)
北田さんありがとうございました。

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