くらしと経済 〜2019年放送

7月19日 戦略が光る、洗濯洗剤の新たな提案

小林

こんにちは。小林美沙希です。
私たちが普段使う「洗濯洗剤」。
時代の変化に合わせて、より便利に進化しているようです。
野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんに詳しく伺います。宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。

小林

洗剤といえば、小さい頃は親が粉末タイプのものを使っていましたが、最近はあまり見かけなくなった気がします。

北田

小林さんが感じているように、2010年以前は、粉末洗剤が洗剤市場では主流でしたが、現在では「液体洗剤」がその販売数量を大きく増やしています。
2008年から10年間の推移を見ると、液体洗剤の販売数量は、およそ2倍に増加したのに対して、粉末洗剤はおよそ70%も減少しています。
差が開いた背景には、液体洗剤には、「1回の使用量が少ない」「溶け残りがない」といったメリットがある事が挙げられます。

小林

液体洗剤が主流という事ですが、消費者の生活スタイルの変化に合わせて、洗剤に求められる機能も、変化しているのではないでしょうか。

北田

おっしゃる通りで、ここ数年で洗濯に対する消費者の意識も変化してきました。
例えば、外で遊ぶ子供が減ったことから、汚れに対する意識が低くなり、においや菌に対する意識が高まった、働く女性や単身世帯の増加で、洗濯時間短縮の意識が高まった、さらに、洗濯機の全自動化で、溶けやすさ、少ない水で多く洗えること、が求められるようになった、などが挙げられます。
洗濯市場では、こうした変化に合わせて、新しい商品の開発が絶えず行われています。

小林

どのような商品が開発されていますか?

北田

例えば、あるメーカーでは、「部屋干しの乾きにくさ」の不満を解消しようと、同社従来の洗剤よりもおよそ90分早く乾く液体洗剤を発売しました。
別のメーカーでは、近年拡大しているスポーツ衣料市場や、日本で開催予定の国際的なスポーツイベントを意識して、「スポーツ後の臭いや汚れを落とせる消臭力、洗浄力」を謳った液体洗剤を発売しています。

小林

どれも新しい消費者のニーズに応えよう、という商品ですね。

北田

そうですね。
実は、どの商品も新しい機能をもっている分、価格は高めに設定されています。 
あるデータによると、衣料用洗剤の店頭価格は5年前に比べて14%も上昇しています。
これは、多くの日用品の店頭価格が下がっているなかで珍しい傾向なのですが、その背景には、消費者が納得できる付加価値を向上することで新しい需要を開拓してきた、洗剤市場の成長の歴史があるんです。

小林

消費者目線にたって試行錯誤してきたからこそ、高めの値段でも受け入れられてきたのですね。
高齢化や働く女性の増加など、ますます時代は変化していきますから、より便利な洗剤が開発されることが期待できそうですね。
ここでセミナーのお知らせです。

北田

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小林

北田さんありがとうございました。

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