くらしと経済 〜2019年放送

8月16日 「歌わない」も当たり前に。カラオケの最新事情

小林

こんにちは。小林美沙希です。
1人でも大人数でも楽しめる「カラオケ」。
その楽しみ方は新たな段階に来ています。
野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんに詳しく伺います。宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。

小林

私も二次会などでよく利用します。
国民的な娯楽と言っても良いのではないでしょうか。

北田

そう考える方も多いでしょうが、実は景気の後退や娯楽の多様化などが原因で、ピーク時にはおよそ6600億円だった市場規模は、2009年以降はその半分程度の3000億円台後半にまで落ち込み、現在まで横ばいの状態が続いています。

小林

それだけ減少しているとは驚きです。

北田

業界も危機感をもっていて、消費者ニーズの変化や多様化に応える新しいアイデアを模索しています。
そこで注目されているのが「歌わない」カラオケの使い方です。

小林

カラオケなのに「歌わない」というのは、どういうことなのでしょうか。

北田

例えばある大手チェーンは、サッカーの試合をカラオケルームの大画面に配信して、「ライブビューイング」の場として貸し出すサービスを検討しています。
他にも、一人カラオケ専門店を展開する企業では、一部の店舗で英会話学校と提携して、カラオケルームをマンツーマンの英会話教室として提供しています。

小林

カラオケルームなら周囲を気にせず盛り上がれますし、英会話の練習を周囲に聞かれて恥ずかしい思いをすることもなさそうですね。

北田

そうですね、どの取り組みもカラオケルームが持つ「周囲の目を気にせずに済む」「大音量で映像や音声を楽しめる」といった特質を活かした「歌うこと」にこだわらない内容となっています。
ただ一方で、本来の目的である歌うことにも新たな可能性が見込まれています。

小林

気になります。教えて下さい。

北田

ずばり「健康産業」としての可能性です。
ある大手カラオケチェーンでは、2001年から高齢者の健康づくりや介護予防にカラオケを利用し始めていて、大学と合同で研究を行い、歌うことで唾液の分泌量が増加し、唾液中のストレス物質が少なくなる、といったことを明らかにしました。

小林

歌うことが健康につながる事が、科学的に証明されているんですね。

北田

ええ、こうしたデータを参考にして、歌と体操や運動を組み合わせたプログラムが組み込まれた専用のカラオケ機器は、介護施設を中心に全国およそ2万3300カ所に導入されています。
そのプログラムを活用したボイストレーニング教室なども開催されていて、高齢者の社会参加や地域コミュニティ活性化にも効果があると注目されています。

小林

娯楽だけではなく、健康や地域活性化にも貢献できる、カラオケにはまだまだ新しい可能性がありそうですね。
ここでセミナーのお知らせです。

北田

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8月22日木曜日、午後2時から

続いて、
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皆さま奮ってご応募ください。

小林

今日は進化するカラオケの可能性についてお話を伺いました。
ちなみに私の十八番は○○です。

北田さんありがとうございました。

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