くらしと経済 〜2019年放送

11月8日 「CASE」が指し示す、車と社会の未来像

小林

こんにちは。小林美沙希です。
新しい技術やサービスが続々と登場している自動車産業。今、大きな変革期を迎えているそうです。
野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんに伺います。宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。
早速ですが小林さん、自動車産業における「CASE」という言葉をご存知ですか?

小林

耳慣れない言葉ですね。何を意味する言葉なのでしょうか。

北田

「CASE」とは、今日の自動車産業における新しい技術やサービスを表す4つの言葉の頭文字をとったもので、未来の車の姿を象徴する重要なキーワードです。Cは「つながる」、Aは「自動化」、Sは「シェアリング」、Eは「電動化」を意味しています。

小林

なるほど。確かに、カーシェアリングや自動運転などこれまでにない変化が起きていますよね。

北田

はい。インターネットなど通信技術の進化、自動運転や電気自動車の進化によって、これまでと違い様々な業種の企業が「車」に関わるようになったことで、自動車産業は今「100年に1度の変革期」を迎えていると言われています。また「CASE」という言葉を提唱したドイツの大手自動車メーカーは、自動車を製造・販売する会社から、車を使ったサービスを提供する会社に変わるという戦略を発表しています。

小林

自動車メーカーとしては、これまでのように車を作って売ればいいというわけにはいかなくなってきたわけですね。

北田

国内大手自動車メーカーは、「これからの車は、あらゆるサービスとつながることによって社会システムの一部になる」という考えのもと、同業者・異業種との「仲間づくり」を急ピッチで進めています。例えば、電動化の分野では基幹部品である車載電池で世界再王手の中国企業との協業を進めており、国内大手電機メーカーとは来年までに新会社を設立予定です。

小林

日本の自動車業界も、目まぐるしく変わってきているのですね。

北田

そうなんです。車の概念が変わることで、社会の様々な側面に大きな影響がもたらされると思います。「CASE」によって社会や暮らしがどのように変わるか、いくつかの例を見てみましょう。つながる車の特性を生かし、外気温やスリップ時の横滑りを防ぐシステムの作動状況を分析し、他の車と共有することで、スリップ事故の防止に役立てられています。また、自動化が実用化されれば、トラック業界の長時間労働や人手不足の問題改善に大いに役立つことになると思います。

小林

車の在り方の変革で、社会の構造が大きく変わる可能性が有るのですね。CASEの持つ可能性の大きさを感じます。今後の進展に注目したいです。

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北田

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小林

北田さんありがとうございました。

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