くらしと経済 〜2019年放送

12月6日 電気は貯めておく。ますます重要になる「蓄電池」

小林

こんにちは。小林美沙希です。
スマートフォンやパソコンなど私たちの生活に欠かせない機器に使用されているのが、「蓄電池」。これからますます重要なものになりそうです。
野村証券那覇支店支店長の北田敦司さんに伺います。宜しくお願いします。

北田

宜しくお願いします。
さて、蓄電池と言えばリチウムイオン電池の開発で主導的な役割を果たした吉野彰さんのノーベル化学賞受賞決定という
嬉しいニュースがありましたね。
実に多くの分野で蓄電池は使われていて、特に携帯電話はインターネットの普及と相まって、世界の通信環境を大きく変えました。

小林

日本で実用化された技術が、世界中に広まって、人々の暮らしや産業に役立っているというのは、なんだかうれしい気持ちになります。

北田

そうですね。リチウムイオン電池は市場に投入されてから四半世紀が立ちましたが近年、中型化・大型化が可能になったことで、電気自動車のほか、「家庭用蓄電池」にも広く活用されるようになってきました。

小林

家庭用蓄電池とは、どのような目的で利用するものなのでしょうか。

北田

家庭用蓄電池は、太陽光発電によって作った電気を一時的に貯めておいて、必要な時に
活用したり、夜間の安い電力を貯めて昼間に使うことで節電したりといった使い方ができます。最近は、台風などの自然災害に伴って大規模停電が発生することも多くなりました。そんなときに家庭用蓄電池があれば、貯めていた電気を家電などに供給して
危機に対応することが出来ます。

小林

家庭用蓄電池があると、災害時にはとても役立ちそうですね。

北田

はい。防災意識の高まりなどから、「家庭用蓄電池」が普及し始めています。以前は、設置費用が数百万と高額だったこともあり、なかなか普及が進まなかったのですが、東日本大震災後の2012年に、1住宅当たり上限100万円の補助金がでる制度が始まって以降、販売台数が大きく伸びました。

小林

補助金制度は現在も続けられているのですか?

北田

この補助金制度は、2015年に一旦廃止されましたが、今年の5月から9月末と、10月から11月末に新たな蓄電池に対する補助金制度の公募がありました。こうした補助金制度は、再生可能エネルギーを普及させる観点から設けられたもので、家庭用蓄電池の導入により、再生可能エネルギーの普及に貢献することにもなります。

小林

家庭用蓄電池は、防災意識の向上や国の後押しなど様々な要因で普及が拡大していきそうなのですね。

北田

そうなんです。需要拡大に伴って、低コストでコンパクトなより導入しやすい家庭用蓄電池システムが、今後続々登場すると思われ、家庭で電気を貯めて使うという新しい市場は、今後大きな成長が見込まれます。

小林

リチウムイオン電池の進化が生んだ、家庭用蓄電池の動向から目が離せませんね。今後の動向に注目したいと思います。

ここでセミナーのお知らせです。

北田

初心者向けセミナー〜私北田によるとっても優しい基本の「き」講座〜
12月7日 土曜日 午前11時からと午後2時からの2回行います。
続いては、「第3回ハッピーライフセミナー」建築投資とスムーズな相続について12月12日午後2時から大和ハウス工業株式会社より講師をお招きしてお送りします。

皆さま奮ってご応募ください。

北田

北田さんありがとうございました。

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