くらしと経済 〜2020年放送

5月1日 企業も、地方自治体も注目。「eスポーツ」の将来性

小林

こんにちは。小林美沙希です。
世界で市場が拡大する「eスポーツ」日本でも若者を中心に盛り上がりを見せています。
「eスポーツ」の魅力と将来性について、野村証券那覇支店支店長の宮里洋介さんに伺います。
宜しくお願いします。

宮里

宜しくお願いします。

小林

本日から、新型コロナウイルス感染拡大防止のため距離を取ってお送り致します。
さて、「eスポーツ」、最近よく耳にしますが、宮里さんは体験したことはありますか?

宮里

実はまだ体験していません。
実際にどういうものかわからないという方も国内には多いかもしれません。
「eスポーツ」とは「エレクトロニック・スポーツ」の略で複数人で対戦するコンピューターゲームやビデオゲームをスポーツ競技として捉えたものです。
海外では賞金を懸けた大会が開催されていて、大規模なイベントになると一万人を超える観客が巨大スクリーンに映し出される、
プレイヤーの一挙手一投足に熱狂します。

小林

海外ではかなり盛り上がってきているようですね。

宮里

はい、海外では億単位の賞金を手にするプレイヤーもいるなどスポーツ競技として受け入れられてきていて市場も急速に拡大しています。
2019年、世界のeスポーツ市場規模は、円換算で1174億円になったと見られ、2年後にはおよそ1918億円に上ると予測されています。

小林

日本での反応はいかがでしょうか?

宮里

そうですね。海外と比べると日本のeスポーツ環境はまだ成長の途上と言えますが、それでもこの2年ほどで様々な展開を見せています。
例えば、プロ野球を運営する組織が2018年に国内のゲーム企業と共にeスポーツのリーグ戦を開催した他、同じの年の6月に開催された国内最大級のeスポーツイベントでは来場者が3万5千人と過去最高を記録したということです。

小林

日本の市場が大きく動き出した要因には何があるのでしょうか?

宮里

はい、一つには、様々な企業が協賛するようになった事が挙げられます。
近年eスポーツ大会のスポンサーには自動車、食品、通信など様々な業種のグローバル企業が名を連ねています。
これは、大会の出場者や観客、そしてインターネット配信の視聴者などに10代、20代の若者が多く自社のブランドをアピールできる有力な広告媒体としてeスポーツが注目されているんです。

小林

これから重要な顧客になる世代に自社のブランドや商品を覚えてもらうきっかけになると捉えているわけですね。

宮里

そういうことです。
さらにもう一つの要因は、地方自治体もeスポーツに力を入れ始めた事です。今や世界でも入場規制がかかるほどの盛況ぶりを見せる大会を観光資源として活用したいと自治体が誘致する動きがあります。
関連して、さいたま市では高齢者たちによるeスポーツ協会も発足しました。
脳の活性化を図る健康増進スポーツの1つとして捉えられています。

小林

eスポーツは、地域振興の契機としてもまた年齢を問わず参加できる裾野が広いスポーツとしてもさらなる将来性を秘めたコンテンツとして期待できますね。
宮里さん、ありがとうございました。

2020年 記事一覧へ戻る