くらしと経済 〜2021年放送

1月4日 「自動運転」は今、どこまで進化しているか

小林

新年あけましておめでとうございます。
小林美沙希です。
ドライバーが操作をしなくてもブレーキをかけるといった、「自動運転」。
今なお技術が進化しているようです。
今日はその最新事情について野村証券那覇支店支店長の宮里洋介さんに伺います。
宜しくお願いします。

宮里

よろしくおねがいします。
視聴者の皆様あけまして、おめでとうございます。
今年も生活に根差した経済情報をわかりやすくお届けしていきます。

小林

宜しくお願いします。
さて、宮里さん、今日のテーマ自動運転、テレビコマーシャルも目にするようになりましたね。

宮里

はい。もはや夢のような話ではなく、実現可能な技術になりつつます。
今日は国内外の自動車メーカーの自動運転技術が今、どのような段階まできているのかについてお話ししたいと思います。

小林

「自動運転」というと人によってイメージが異なりそうですね。

宮里

そうですよね。現在自動運転はドライバーがすべてを操作するレベル0を除くと、5つの段階に分類されています。
まず自動的にブレーキをかける運転支援機能がレベル1、ハンドルから手を放して運転できるいわゆる「ハンズオフ」運転はレベル2に入ります。
レベル1と2では運転の主体はあくまで人間ですが、レベル3以降では人間よりシステムの役割が大きくなります。

小林

特定の条件の下とはいえ、自動運転システムが主体となりうるレベル3が大きなターニングポイントになるといえそうですね。

宮里

そうですね。現状ではほとんどの自動運転対応車は
レベル2に留まっています。
完全な自動運転ができるレベル5を実用化して普及化させるまでには法整備等まだ課題が多いのが現状です。

小林

今、世界の自動車メーカーはレベル5の実現に向けて開発を急いでいる段階というわけですね。

宮里

そのとおりです。
こちらは海外の主なメーカーの開発の現状をまとめたものです。
ヨーロッパでは2017年から自動運転技術の開発競争が激化していて、レベル3、4の実用化に向けて各社模索が続いています。
この他、中国、韓国ではレベル4の実証実験を進めています。

小林

日本ではどこまで開発が進んでいるのでしょうか?

宮里

日本の3社の開発状況を見てみましょう。
売上高第1位のA社はレベル1、2相当の運転支援システムを中心に提供してきましたが、去年AI・人工知能技術を活用した最高級ブランドの車種を発売しました。
この他B社は今年度中にレベル3対応の車を発売することを発表しましたし、2019年にレベル2対応車を発売したC社は今後20をこえる車種にこの機能を搭載する予定です。

小林

B社がレベル3対応車を年度内に発表する見込みというのは注目されますね。

宮里

おっしゃるとおりです。
B社はレベル3技術の安全性が認められた事を意味する国土交通省の「型式指定」も取得していますし、レベル5の完全自動運転の実現に向けて我が国が世界をリードしていく足掛かりになると考えられます。

小林

今後の動向が楽しみです。
本日は宮里さん、ありがとうございました。

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