毎月1回木曜日放送

経済のスペシャリストであるブルームーンパートナーズの方々をゲストに招いて、暮らしに関わる様々な経済トピックスを「グローバル」や「ローカル」というスコープ・視点で覗いていきます。

ブランディング戦略の最前線!“制服”で他企業と差をつける

2020年11月19日 伊波 貢さん

ここからは「ここが知りたい沖縄経済、ブルームーンパートナーズのアイランドスコープ」です。

大城
きょうは経済のスペシャリストであるブルームーンパートナーズの伊波 貢(いは みつぐ)さんと共にお伝えしていきます。よろしくお願いします。

伊波さん
よろしくお願いします。
さっそくですが今回のテーマはこちらです。
『ブランディング戦略の最前線!
“制服”で他企業と差をつける』です。
平良
制服といいますと空港や飲食店など、あらゆる場所で目にしますけれども、企業にとって今“制服”の役割は今改めてどういったものなのでしょうか。

伊波さん
制服は、統一感やチームワークを生み出す役割を担っていますが、近年では他社との差別化を図るブランディングや企業イメージを伝えるプロモーションのツールとしても“制服”が活用されているんです。

伊波さん
県内でも、これまでのイメージに捉われない、「この職業なのに、この制服?」という意外性のある制服を導入している企業を取材しました。
まずは作業服のイメージが強いあの職業で統一した制服を取り入れた例をご紹介します。

【最近の建設業界はカッコいい!スタイリッシュな制服】

那覇市の建設現場。
鉄骨の上で作業をする大成建設工業の職人たち…
その服装はデニム素材のスタイリッシュなデザインです!
伊波さん「これは普段着でしょうか?」

大成建設工業 大成敏雄 社長
「いいえ、これは作業服です。」
「着心地は、見た目よりも伸縮性があって、とても動きやすくて。」
この制服を導入するきっかけには“建設業界へのイメージを変えたい”という強い思いがあったんです。
大成建設工業 大成敏雄 社長
「今まで社会的にはイメージ的に3Kといって。
きつい・危険・汚いというイメージがあるのでそれを少しでも払拭できるようにと思って、この作業服に決めました。」

3年前に、県内でいち早くスタイリッシュな制服を取り入れるとこんな嬉しい反響も!

大成敏雄 社長
「他業者さんから『かっこいいね』と言われたり昼食に出たときに飲食店の方に『それ作業服ですか?』と言われたりして。
他の業者さんと現場でコミュニケーションが取れたりそういうことに繋がってきて。」

また、建設業界では高齢化が課題となっていて、若者に建設業界で働きたいと思ってもらうためにも“制服”でのブランディングに期待を寄せていて実際に大成建設工業で働く若手にもこの制服は好評ということです。
カッコいい“制服”で働ける建設業界が憧れの職業になるかもしれません!

【アートと融合したホテル…その制服は?】

続いては、那覇市前島のこちらのホテル。
伊波さん
「ある変わったコンセプトのホテルに来ています。
中に入ってみましょう…
まずはアートがお出迎えのようです。美術館のようなエントランスになっています!」

今年2月にオープンした ホテル アンテルーム那覇のコンセプトはアートとカルチャー(文化)
ホテル内には県の内外のアーティストの作品が展示されているギャラリーが設けられていて、作品を購入することもできます。
また、客室の中には「アーティストルーム」と呼ばれるアート作品を中心に据えた部屋があり、宿泊しながら美術館のような雰囲気が楽しめる工夫も注目されています。

そんなアートに特化したホテルにおいて世界観を構築する上で欠かせない大切な要素のひとつが“制服”でした。

ホテル アンテルーム那覇 山森薫支配人
お客様からも他と違うよね、というニュアンスを感じていただけるものを開発しました。“ミュージアムコート”と呼んでおります。
ホテル アンテルーム那覇 山森薫支配人
「いわゆるシティホテルのように上下統一してホテルらしくするか、またはカジュアルにTシャツとかでやるのか、その真ん中ぐらいの独自性を貫いてみたという」

制服は独自に制作したものでイメージはラボの研究員や美術館の学芸員。
Tシャツなどの上に羽織るシンプルなデザインで、着用に時間がかからないところや、全身揃える必要がないところも利点のひとつです。

ホテル アンテルーム那覇 山森薫 支配人
「みんな、女性も男性もすごく気に入ってくれていて着ることでチーム意識が高まる。
お客様向けにもアンテルーム独自(の制服)というところでブランディングもできている。
ユニフォームというのは働くスタッフが2年後、3年後…10年後まで関係してくる大事なものですので今ではアンテルームの顔みたいになっています。」

ホテルなのに研究員のような制服…
建設業の3Kのイメージを覆す、デニムのスタイリッシュな制服。

これまでのイメージにとらわれない、“制服“を活用した企業のブランディング戦略に注目です。

伊波さん
どちらもこれまでの業界のイメージとは異なる制服を採用したことが企業のブランディングにうまくつながっている例だと感じました。

平良
さて伊波さん、今回のテーマから見えてきたことはなんでしょうか。

伊波さん
「温故知新で新時代を生き抜け」脱ユニフォームの時代がありましたが、最近は意外性のあるユニフォームを採用することで、お客様にも、従業員にも強いインパクトを与える企業が増えています。
オーソドックスなようですが、シンプルに企業イメージを変えることができるブランディング戦略の一つとしてユニフォームを見直してみてはいかがでしょうか。
大城
次回のアイランドスコープは12月17日(木)を予定しています伊波さん、本日はありがとうございました。





 

一覧へ戻る

 

「OTV Live News it!」では、県民の皆様からの投稿映像を募集しています。
これまでのローカルニュースがさらにパワーアップ!より地域に密着した、生活に役立つ情報をお届けします。
沖縄県内のローカルニュースに加え、「嘉例ニュース」「沖縄アーカイブ」などの人気企画が満載!
  • 沖縄アーカイブ

    毎月1回 火曜日放送

  • アイランドスコープ

    毎月1回 木曜日放送

  • 嘉例ニュース

    毎月1回 金曜日放送

  • ツイッター公式アカウント

    OTVアナウンサーズ