公開日

首里城再建 正殿と同じ大きさの図面を製作へ

再建が進む首里城で正殿の復元に必要な実物大の図面作りが始まりました。

▽永田裕介記者
「あちらに見えるのが原寸図です。縦9メートル、横9メートルの大きな図面です」

木造の城や寺など伝統的な建物を建築する際は、複雑な形に加工された木材などを正確に組み上げるため原寸大の図面を描き、縮小された図面から読み取れない屋根の形状や反りなどを確認します。

木材倉庫の中に設けられた原寸場(げんすんば)では宮大工の棟梁が2か月をかけて1人で屋根の原寸図を描き上げ、その後大工たちがベニヤの型板(かたいた)を作成し、木材の特徴や癖に合わせて加工します。

▽内閣府沖縄総合事務局・江崎秀明営繕監督官
「(再建に向けて)首里城の外見というか見え方に影響する部分に入ってきました。そういった繊細な部分の取っ掛かりに入ったということで着実に(再建が)進んでいるなと思っています」

原寸図を作成する職人の技は”見せる復興”の一環として公開エリアで窓ガラス越しに見学することができます。

あわせて読みたい記事 ヤンバルクイナ

あなたへおすすめ! クマノミ 小 クマノミ 大きい