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FC琉球を支えるマネージャーのお仕事とは【崎山一葉の”12”がつながるスタジアム】<FC琉球応援企画>
崎山一葉の”12”がつながるスタジアム
第3回は、FC琉球のチームを支えるマネージャーさんのお仕事についてお話しします。
10月23日、FC琉球の2022年シーズンが幕を閉じました。
例年だと2月の開幕から12月の最終戦まで約11ヶ月戦いますが、2022年シーズンは4年に一度のサッカー大会の世界最高峰と位置付けられるワールドカップが開催されるため、2月から10月の約9ヶ月の間に42試合を戦い抜きました。
選手・スタッフ各々のコンディション管理はもちろんのこと、常にスキルUPを怠らないストイックさをSNSなどからもうかがい知ることができます。
マネージャーのお仕事とは
試合の日、ピッチを駆けめぐる選手たちの姿に、サポーターの私たちは共に躍動し、手に汗握りながら応援するわけですが、選手を応援する時に、背番号を追うことのほかに、選手を見分けるために私がオススメするのが靴(スパイク)で選手を覚えることです。
シックな色味を選ぶ選手や、カラフルでポップな色味を選ぶ選手、前後半でガラリと変える選手がいます。
選手たちそれぞれの戦闘服ともいえるユニフォームやスパイクも試合ごとに必要となりますが、どのように管理しているのかと考えたことはありますか?
スポーツをしている方の中には、道具を管理する大切さと同時に大変さを感じている方もいらっしゃると思います。
FC琉球には、その点を支えている人がいます。
マネージャー(主務)の加藤匠(かとうたくみ)さんです。
業務を円滑に進めていく上で、なくてはならないのがマネージャーの存在です。
まずは日々の練習の準備。
毎朝、練習が始まる前に用具や各選手の飲み物などの準備を終えておく必要があり、練習中は選手や監督、コーチ陣と共にピッチで動き回り多方面のサポートを行います。
さらに、練習後には片付けと翌日の準備というルーティンを繰り返しているそうです。
また、遠征前には日々のルーティンに加え、選手全員の試合で着用するユニフォームの準備と管理、旅程の手配や確認、大量の荷物の運搬手配などもあるので忙しいの一言では収まりません。
チームには加藤さんが就任するまでマネージャー職がいなかったため、手探りで始めることや覚えることが多く、最初の1年目は何をどのように過ごしていたのか覚えていないほどにハードで、毎日が修行だと思いながら日々の仕事に励んでいたそうです。
正直なところ、しんどさを感じることはあってもこの職に就いて4年経ったいま、一度も辞めたいと思ったことはないと、ご自身の役割にやり甲斐を感じていることを話してくれました。
マネージャーを目指したきっかけ
そもそも、どのような経緯でマネージャーを目指したのかと聞くと、4年制大学を卒業した後、自分のやりたいことを求めて、さらに2年間サッカーに関する専門学校のマネージャー・トレーナー科に進学。
その後、FC琉球の営業やスクールについて学ぶためにインターン生としてチームに関わると、現場には手伝いを志願し、選手たちの近くで学んでいたという向上心たっぷりな加藤さん。
その努力が認められ2018年のシーズン終盤にマネージャーとして参加。なんとその時の試合でFC琉球はJ3で優勝を決めています。
その後、正式にチームのマネージャーとして入社したそうです。
加藤マネージャーのこだわりの”趣味”
加藤さんには、他のチームの選手からも頼られる趣味があります。
それは、”スパイク管理”です。
90分走り続ける選手たちにとって、足元は要。
試合用のスパイクは年間を通して預かり、試合が終わると洗い、次の試合にはピカピカに仕上げています。
靴紐の結び方も人それぞれ好みがある中、全てが頭の中に入っているそうです。
試合直前のロッカーに並ぶ、綺麗なユニフォームとピカピカのスパイクは圧巻ですよ。
とある選手にとってサッカー人生最後の試合の際、見事にゴールを決めたこちらの選手から加藤さんに『加藤さんが手入れをしたスパイクでゴールを決めることができたよ、ありがとう』との言葉とスパイクのプレゼントがあったそうです。
選手たちが安全に良いパフォーマンスが出来るように管理するマネージャーと、そのサポートに感謝する選手との絆で、1シーズンを乗り越えている背景を知ると、ピッチを駆け巡る姿にドラマがありますよね。
選手たちの必需品、スパイクにも是非ご注目あれ♪
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