極真空手の世界王者へ　沖縄から挑む空手家の想い【大城良太の良TIME】

2023年4月8日から神奈川県の横浜武道館アリーナで極真空手の世界大会が開催されます。
沖縄から出場する7人の選手のうちの5人がうるま道場で合同稽古を行っていたので、世界大会にかける意気込みをうかがいました。

4年に1度の世界大会

世界空手道選手権大会は4年に1度開催されていますが、新型コロナの影響で2度の延期を経てようやく今年開催することができました。
第5回大会にはおよそ50か国から200人以上の精鋭たちが集い、直接打撃制で争います。

実は2017年に行われた前回大会の開催地は沖縄でした。
私は番組の実況者として大会に携わらせていただきましたが、空手家たちのハイレベルな戦いに魅了されました。

特に日本代表の選手たちは空手発祥の地の誇りを胸に戦っていて、その気迫が伝わってきたのを覚えています。

今大会は一般男子の無差別級、一般女子の軽量級と重量級、壮年男子の40歳代と50歳代、壮年女子の35～44歳と45歳以上に分かれて争われます。

イケメン空手家　城間健太朗選手

一般男子無差別級に出場するのは27歳の城間健太朗選手。前回大会は高校生で出場していて、世界の舞台で勝負するのは2回目です。社会人になり精神的にも大きく成長した爽やか青年に活躍に注目です。

城間健太朗選手
「持ち味は回転まわし蹴りなどの大技なので、それを世界の舞台で炸裂できるように磨いてきました」
「力だけで戦うのではなく、テクニックやスピードを活かして戦っていきたいと思っています」
「主戦場は軽量級ですが、無差別級でも世界大会で活躍できるというところを見せていきたいです」

中年の星　砂川寛英選手

壮年男子40歳代に出場するのが49歳の砂川寛英選手。なんと極真空手を始めたのは44歳！長男と次男と一緒に極真空手を始め、世界大会の切符を手にした砂川選手の姿は多くの人に勇気を与えます。挑戦する心を忘れない砂川選手の雄姿に目が離せません！

砂川寛英選手
「試合が終わったときに、絶対に悔いが残らないように全力を出し切るだけです」
「大人になっても極真空手をはじめていいんだ、と思ってもらえたらうれしいです」
「世界大会に出るからには優勝しか考えていません！」

最強DNA　宮城名月選手

一般女子軽量級には19歳の宮城名月選手が出場します。宮城選手の父は第2回大会の中量級で世界チャンピオンになった宮城健志さんです。親子での世界王座を目指し、初の大舞台に挑みます。

宮城名月選手
「自分は人より小柄なので横にずれて突きや蹴りを出すなど、動きを使った組手を武器にしています」
「相手がついてこられない動きで、人一倍動くというのを意識しています。」
「世界チャンピオンというのが夢なので、そこに向かって全力でやっていきたいです」

姉妹決勝へ　金城芽唯美選手・杏奈選手

一般女子軽量級には金城芽唯美選手、杏奈選手の姉妹が出場します。2人は亡き師匠の教えを胸に夢の世界チャンピオンを目指し稽古に励んできました。大会にかける思いをVTRにまとめたのでご覧ください。

4月3日のニュースで放送した特集

一人でも多くの県勢選手が夢を叶えられるように沖縄から応援しています。
ちばりよ～！！押忍！！