沖縄経済
今、沖縄のマンガがアツい!
小林
ここからは「ここが知りたい沖縄経済、
ブルームーンパートナーズのアイランドスコープ」です。
大城
経済のスペシャリストであるブルームーンパートナーズの
仲座さんは、本日は別スタジオからのご出演です
よろしくお願いします。
仲座さん
よろしくお願いします。
今回のテーマはこちら
ずばり『今、沖縄のマンガがアツい!』です。
まずはこちらをご覧ください。
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107151.jpg)
ジュンク堂那覇店の今年のコミック新刊の
売り上げランキングなんですが、
最終巻が発売され全国で話題となった「進撃の巨人」や
あの大人気マンガ「ONE PIECE」を抜いて
沖縄が舞台の作品が売り上げ1位になったんです。
小林
SNSでも話題の作品ですよね。
仲座さん
そうなんです。今、こうした沖縄が舞台の作品が話題となっていて
その理由を取材しました。
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【沖縄のマンガがアツい!】
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107152.jpg)
仲座さん
「今沖縄のマンガは増えているんですか」
ジュンク堂 森本浩平店長
「そうですね。この作品をはじめ『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』
それと『南風原カーリングストーンズ』。本当に沖縄の作品が目白押しという状況に書店ではありますね。」
【沖縄あるあるで話題のマンガ 通称“沖ツラ”が快進撃!】
中でも県内の書店員が「いま、一番読んでほしい本」を選ぶ
沖縄書店大賞で、今年沖縄部門・準大賞を受賞したのが
沖縄在住の空えぐみさんが描くマンガ、
『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』通称沖ツラ。
コミックとしては初の受賞という快挙です!
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107153.jpg)
ジュンク堂 森本浩平店長
「今回は内地からの転校生が沖縄の人と恋愛をするという切り口。
これが本当に斬新だったのかなと思いますね。」
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107154.jpg)
うちなーぐちを中心に、沖縄の文化・風習を描きながらも
「ラブコメディ」であるという読みやすさが
多くの人に受け入れられた理由だと分析されています。
作者の空えぐみさんも喜びを語っています。
漫画家 空えぐみさん
「この賞は自分の人生を変えたといっても過言ではないですね
自分は沖縄出身ではないのでルーツは沖縄なんですけれども
内地からの目線で沖縄を見て描いているというところがあるので
沖縄県民の方に受け入れられたというのはすごく嬉しいですね」
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107155.jpg)
「文化がこんなに違うんだということは内地の人から見たら
すごい驚くところなので、すごく魅力的な県だと思いますね。」
【沖縄でカーリング!?『わたるがぴゅん!』作者が描く沖縄マンガ】
もう一つジュンク堂で名前が挙がった作品が
『南風原カーリングストーンズ』
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107156.jpg)
作者は沖縄出身の漫画家、なかいま強さん。
20年にわたって月刊少年ジャンプで連載された人気野球漫画
『わたるがぴゅん!』を代表とする数々のスポーツマンガを
世に送りだしている、なかいまさんの作業場にお邪魔しました。
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107157.jpg)
漫画家 なかいま強さん
「『わたるがぴゅん!』以来沖縄を題材にした作品てなかったんですね
『わたるがぴゅん!』の時よりも、もう一つ沖縄を。
もうちょっと深く沖縄を描いていけるんじゃないかなと
その機を待っていたというところもあるよね。」
漫画の舞台は南風原町にあるサザンヒル!
北海道の女子カーリング選手が
沖縄でカーリングを普及させようと奮闘し、
それを沖縄の青年たちがどう受け入れていくかを描く作品です。
仲座さん
「最初こういう話を描こうと思っていると
(サザンヒルに)伝えたときの反応はどうでしたか」
漫画家 なかいま強さん
「ぽかんとしていました。“何言っているの?君は”みたいな」
「2回ほど前の冬季オリンピックのときにカーリングをテレビで見て
面白いゲームだなと思ったんですよ
そのころからカーリングってどうにかマンガにできないかなと
思っていて。
よくよく考えると沖縄にサザンヒルがあるじゃないかと」
実際のサザンヒルにカーリング施設がないように、
マンガでもまずは
地元の青年たちが協力しながらスケートリンクの一角に
カーリングシートを作るところから始まります。
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107158.jpg)
漫画家 なかいま強さん
「ゼロからどうやったらカーリングが根付くの?というところを
描きたかったので。
沖縄の中で鬱屈した若者たちにカーリングという新しいヒント・種
みたいなものをまいたときにどう彼らが育つかなと
南風原だけじゃなくて、沖縄の若い人たちに何かに
チャレンジするようなそういう気持ちが芽生えるといいなと
思ってね。」
県出身のなかいまさんが久々に描く沖縄…。
県民はもちろん、全国の人に魅力を伝えていきたいと話します。
漫画家 なかいま強さん
「本土の人は沖縄に対してこういうこともあるのかと
発見してもらいたいし、
沖縄の人は“そうそうこれこれ!”みたいなところを
感じてもらいたい」
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仲座さん
ジュンク堂那覇店の森本店長は今回紹介した2つの作品のおかげで
舞台となった場所に足を運ぶ、いわゆる聖地巡礼の動きにも
繋がるのではと話していました。
大城
さて仲座さん、今回のテーマから見えてきたことはなんでしょうか。
![](https://data.otv.co.jp/okitive/wp-content/uploads/2021/07/2107159.jpg)
仲座さん
「沖縄の魅力を広く伝える力」です
マンガという、子供から大人まで楽しめる媒体を通して
沖縄をテーマにした作品が広く受け入れられていることで
さらに沖縄に興味を持ってくれる人が全国に増えると感じました。
また、「聖地巡礼」の動きにも期待することができ、大きな投資をせずとも
既存の地域資源に付加価値がつく利点も大きいです。
今後さらなる経済効果が見込めると考えています。
小林
次回の放送は来月19日を予定しています。
仲座さん本日はありがとうございました。
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