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レトロアメリカンな世界を堪能!恩納村の人気レストラン「シーサイドドライブイン」
沖縄の人気観光地恩納村に店を構える「シーサイドドライブイン」。
夜になるとネオンの看板が目を引く、言わずと知れた人気老舗レストラン。
1967年に創業し、56年が経った今なお、客足が途絶えることはない。
そんな多くの人たちに愛され続ける「シーサイドドライブイン」を訪れた。
目次
レトロアメリカン&オーシャンビュー
シーサイドドライブインは、創業者の大城保三が、米軍基地を出入りしている際、駐車場が広く、イートインもテイクアウトもできるアメリカンスタイルのレストランを気に入り、その影響を受け、恩納村にオープンした。
オープン当時、イートインとテイクアウトの両方ができるスタイルは県内初だったとのこと。
現在に至るまで改装は行っているが、アメリカンな雰囲気はいまなお唯一無二の存在感を放っている。
シーサイドドライブインは、その名の通り、美しい海岸沿いに位置しており、店内に入ると、目の前にはエメラルドグリーンの海が広がる。
店内の雰囲気はまさしくレトロアメリカン。
広い店内にはテーブル席が多く並べられており、子供用のイスもあるので、お子様連れでも安心して楽しむことができる。
まるで博物館のような展示物
シーサイドドライブインの特徴が、店内に設置されている展示物の数々だ。
まずは、入口付近に設置されている大きな水槽。店内に入るとまず、この熱帯魚たちがお出迎えしてくれる。子供が楽しめるのはもちろん、大人も見入ってしまうほど立派な水槽である。
そして、店の奥の方には、「昭和のなつかしいおもちゃ達」と題した、昭和世代の方々にはたまらないであろう人気アニメのおもちゃが所せましと並んでいる。
その他にも、車のおもちゃやバイクなど、店内に入っただけでワクワクするような展示物が多く、そのすべてがお店の独特な雰囲気を演出している。
実はこちらの展示物、お店の2代目大城保二氏が趣味で集めたものとのこと。
趣味のスケールの大きさに驚くと同時に、子供から大人まで楽しめる空間をつくるという2代目大城保二氏の心遣いを感じることができる。
バラエティ豊富なオリジナルメニュー
定番のステーキやハンバーグ、チャップステーキに魚フライ、カレーにスパゲッティ…など、和・洋・中・沖縄料理など、かなりバラエティ豊かなメニューとなっている。
懐かしの味「黄色いカレー」
数あるメニューの中から、やはり外せないのが「ビーフカレー(900円・税込み)」。
こちらは、いわゆる昔ながらの黄色いカレーで、どこか懐かしく、無性に食べたくなる不思議なカレーである。
お店オリジナルのルーは辛さ控え目で、甘味とまろやかなコクがあって、ご飯との相性抜群。
使用しているビーフは下ごしらえにたっぷり時間をかけているとのことで、ほろほろ食感の中にしっかり肉々しさを感じることができる。
ごろっと入ったニンジン、ピーマン、玉ねぎは絶妙な大きさで程よい食感を楽しむことができる。スプーンが止まらない状態だ。
そのままでも十分すぎるおいしいのだが、ここでソースを投入して味変を楽しむ。
まろやかなルーに程よい酸味が加わって、口へ運ぶスプーンがさらに加速する。
まったく飽きることなくあっという間に完食。
この文書を書きながら、またシーサイドドライブインの黄色いカレーが食べたくなっている自分がいる。
それくらい、やみつきになるカレーである。
沖縄のやきめし「ビーフ フライライス」
お店のおすすめビーフフライライス(950円・税込み)も外せない一品だ。
ボリュームもさることながら、味付けが絶品である。
ビーフ、ネギ、卵、とシンプルな具材だが、フライライス用に下処理されたビーフの旨味がライス全体に染みてガツガツ食べられる。
炒め作業の最後の方に醤油を香りづけで加えているとのことで、程よい甘味を香りが口いっぱいに広がる。
いわゆる昔ながらの沖縄のやきめしをイメージしたというビーフフライライス。懐かしさの中にしっかりとしたおいしさがある一品である。
また、ビーフフライライスはスープ付きなのだが、実はこのスープ、シーサイドドライブインの大定番であり、沖縄県民のソウルスープなのである。
豚骨ベースにオリジナルのルー(こちらは企業秘密とのこと)を加えたスープ。クリーミーな豚骨のコクが口に広がり、体に染み渡る。また、細かく刻まれたマッシュルームとハムの塩気がいいアクセントになっている。
コショウをかけると、少しピリッとしてさらに味わい深くなる。もはや、メインを張れるほどのおいしさだ。
スープ単品でも注文できるので、まだ味わったことのない方は、ぜひこの沖縄のソウルスープを味わってほしい。
充実のテイクアウト
シーサイドドライブインといえば、テイクアウトも定番だ。
24時間営業のテイクアウトは、1日中客足が途絶えない。(イートインは8:00~23:00)
お店の方によると、夜中にどうしてもシーサイドドライブインの料理が食べたくなった方が、名護のホテルからタクシーで来たそう。その気持ちは十分わかる。
そんなシーサイドドライブインのテイクアウトメニューはかなり充実している。
テイクアウトなので車で食べるのもいいが、おススメはお店の外の海辺で食べることだ。
海をバックに、なかなかエモい感じで食べることができる。
今回は、スープ(大・370円・税込み)とシーサイドサンド(550円・税込み)をチョイス。
シャキシャキ野菜とハム、チーズにオリジナルソースがサンドされたシーサイドサンドはテイクアウトにぴったり。また外でいただくスープはより体に染み渡る。
恩納村で長年愛され続ける名店、シーサイドドライブイン。
テイクアウト、イートインそれぞれの魅力があるので、シチュエーション次第で楽しんでみては。
Information
- シーサイドドライブイン
- 住所
- 沖縄県国頭郡恩納村字仲泊885
- 電話番号
- 098-964-2272
- 営業時間
- ホール営業8:00~21:00(L.O20:00) テイクアウト24時間営業
- 駐車場
- あり
- カード
- 不可
- 電子マネー
- 不可
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