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五十嵐 梨花(花千本槍企画/OFNE)

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沖縄レトロな場所でコーヒーとゆんたく「inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)」(名護市)

inno coffee shop_名護市

名護市の沖縄レトロなまちぐゎー(市場)裏にある、「inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)」。店内で焙煎した豆を、ていねいにハンドドリップしてくれる小さなコーヒースタンドです。
常連さんが入れ替わり立ち替わり訪れ、言葉を交わしながらコーヒーを買っていく姿は、どこか懐かしい雰囲気でもあります。
地元で愛されるコーヒーを、ぜひ一度ご賞味ください。

目次

贅沢ないっぷくを求めて「inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)」へ

inno coffee shop_名護市

わずか6畳ほどの小さな店内は、店主の作業スペース。お客さんは右手の看板から希望の豆を選び、小窓から注文するスタイルです。
ハンドドリップしている時間は、店主とのコミュニケーションの時間。隔たれた1枚の壁が、お互いの境界線を超えない、ちょうどよい距離感になっています。

少しの会話と時間をかけて淹れたコーヒーは、贅沢ないっぷくとなるでしょう。

おすすめは、ユニークな豆のホットコーヒー

inno coffee shop_名護市

エスプレッソ以外は、すべてテイクアウトのみ。
エスプレッソにレモンを合わせたイタリアの「エスプレッソ・ロマーノ」を名護風にもじった「エスプレッソ・ナグーノ」は、沖縄県産シークヮーサーを使用したドリンクです。ほかにも大宜味村のきゆな牧場のミルクや、沖縄の黒糖を使用したラテやミルクコーヒーなど、沖縄ならではの材料を使用したメニューがならびます。

なかでも人気なのが、「自家焙煎ホットコーヒー」。「inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)」にきたら、まずはスタンダードにホットコーヒーを味わうのがおすすめです!

inno coffee shop_名護市

上記の看板から好きな豆を選んで注文します。酸味が強いもの・苦味が強いもの・浅煎り・深煎りなどさまざまです。
国名・農園名・品種、そして味の特徴などが明記されていますが、よく読んでみると「突然変異種」の記載が。コーヒー豆は突然変異することで、多種多様な品種がうまれるそうです。
意図せずうまれた珍しい豆を買えるのは、コーヒー専門店ならでは!

何を選んだらいいか決めきれない場合は、店主に聞きましょう!

inno coffee shop_名護市

これらの豆は生豆の状態で入荷し、すべて店内で焙煎しているそう。
「ハンドピック」と呼ばれる欠点豆を取り除く、手間のかかる工程も、おいしいコーヒーを提供するために惜しみません。

芳醇な香りが口のなかに広がる「inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)」のコーヒー

inno coffee shop_名護市

今回はインドネシアの豆をチョイスしました。
マンデリンの呼び名で親しまれている豆のように、しっかりとしたコクがあり、ほろ苦く酸味が少なめのコーヒーが好きな人にぴったりです。

inno coffee shop_名護市

淹れ終わるとカップに注いで、Lotusのビスケットと一緒に提供してくれます。「どうぞいっぷくしてくださいね」と気遣われているようで、うれしくなるサービスです。

お店の向かいにあるベンチに座って、ゆっくりと味わうのがおすすめ。周囲の沖縄レトロな雰囲気と相まって、抜群の癒しになりますよ。

「inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)」では豆の購入も可能!

inno coffee shop_名護市

数種類試したい人は、自宅用に豆を購入するのもおすすめです。
豆のまま購入し、淹れる直前に挽くのがおいしいコーヒーを飲む基本だそう。
自分で豆を挽いて、時間をかけて淹れたコーヒーを味わう朝。豊かな1日をスタートできそうですね!

inno coffee shop_名護市

自宅に戻って開封すると、こんなにもコーヒーって香りがするんだとびっくり。たまには自家焙煎のコーヒー豆を買って、ちゃんとコーヒーを味わおうと強く思った瞬間でした。
贈りものやお土産にも、喜ばれること間違いなし!

「好きなことを好きな場所で」を求め、たどり着いた小さなお店

inno coffee shop_名護市

店主の松井さんは脱サラ後、「好きな場所で好きなことを仕事にしたい」と思い、名護市営市場裏に小さなお店を構えたそうです。ちょっと辺ぴな場所を選んだ理由は、市場近くで地元の人が買物ついでに立ち寄ってくれるコーヒースタンドを理想にしていたため。

2013年の開店当初は空き店舗も多く、人どおりが少なかった場所ですが、いまでは地元客が行き交い言葉を交わす、憩いの場となりました。
シーズンになると観光客も多く訪れる、隠れた名所です。沖縄レトロな雰囲気と、おいしいコーヒーを求めに、ぜひ一度訪れてみてくださいね。

Information

inno coffee shop_名護市
inno coffee shop(イノーコーヒーショップ)
住所
〒905-0013
沖縄県名護市城1-5-17 名護市営市場裏
電話番号
070-5498-4587
営業時間
10:00-18:00
定休日
月曜・火曜
駐車場
なし(名護市営市場有料駐車場または近隣のコインパーキング利用)
クレジットカードの利用
不可
電子マネーの利用
不可
HP・SNSのリンク
Instagram

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