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日本各地の贅沢を味わう。天然ダシ茶漬けの名店「NODO(ノド)」(北谷町)
北谷町宮城の「NODO(ノド)」は、食通も納得の素材がならぶ、天然ダシ茶漬けの名店です。店主のこだわりを聞けば、素材の良さに魅了され、「また次も」と通いたくなります。
今回は、「NODO(ノド)」でいただく天然ダシ茶漬けの魅力をご紹介していきます。
目次
ゆったりとした時間が流れる「NODO(ノド)」の店内
「NODO(ノド)」は、駐車場スペースだったマンションの一階部分を、店舗としてリノベーションした空間です。そのためか、天井の高さや大きな窓が印象的で、とても広々としています。
席の配置もゆったりとしており、ソファー席やテーブル席でゆったりした時間が過ごせます。
贅沢ランチとおしゃべりを楽しむ女子会グループやカップルのほかにも、食事をじっくり味わいたいおひとりさまも何人か見かけます。どのグループも、食事が運ばれて来ると、パッと笑顔になるのがとても印象的です。
天然ダシ茶漬けを食べるのがますます楽しみになってきました!
「NODO(ノド)」自慢のお茶漬けセット。厳選した具材とお米を解説。
「NODO(ノド)」のお茶漬けセットは、「おだし」「ごはん」「おかず2品」「薬味」「梅干」そして焼き魚などの選べる「具材」のラインナップです。
メニューの主役は、もちろん天然ダシでいただくお茶漬け。素材へのこだわりは徹底しており、特に具材とお米、天然ダシの3つのバランスに注力しています。
まずは、具材とごはんのこだわりを店主に代わってご紹介。
メインの具材には焼き魚やソーセージがあり、1種、2種、ハーフ&ハーフから選べます。
お茶漬けセットは1500円からとお値段が張りますが、それもそのはず。産地と生産者にこだわった素材は、沖縄県民の味覚に合うようにセレクトしており、何度でも通いたくなるおいしさです。
お茶漬けの具材は、そのまま食べてもおいしい一級品ばかり。今回私が具材として選んだのは、2種類の焼き魚です。
鮭の西京焼(写真左)は、北海道知床産の天然鮭を使用。寒い地域、特に北海道の鮭は塩味が強いのですが、「NODO(ノド)」でいただく鮭の西京焼きは別格です。
沖縄県民の味覚にも合う、ほどよい塩味の鮭が甘い西京味噌にしっかり漬け込まれ、噛むごとに鮭の旨味が口いっぱいに広がります。
ぶりの柚庵焼(写真右)は、長崎県平戸産の天然ぶりを使用。ぶりの脂身とほのかに香る柚子、そして甘いタレが絶妙なバランスで、この一切れだけでごはんがすすみます。
「NODO(ノド)」で選べる焼き魚には、ほかにも北海道知床産のめじか鮭甘塩焼があります。産卵前の脂のりのよいメス鮭の「めじか鮭」は、産地の北海道でもなかなかお目にかかれない貴重な魚なんですよ。
次回「NODO(ノド)」で食事をする際は、ぜひ食べてみたい一品です。
ごはんへのこだわりもなかなかのもの。「NODO(ノド)」では、熱々のダシに3分以上浸かってもお米がドロッとせず、しっかりと食感が感じられるお米を厳選しています。お茶漬けに最適なお米選びのために、30種類ほどのお米を取り寄せ試食したそうです。
ごはんと具材だけでも満足できる内容ですが、天然ダシを合わせることで、さらに極上のダシ茶漬けがいただけます。
焼きアゴと昆布と塩のみでいただく「NODO(ノド)」の天然ダシ茶漬け
「NODO(ノド)」自慢の天然ダシには、長崎県平戸産の焼きアゴと北海道羅臼産の天然昆布が使用されています。
昆布とアゴ、塩の3つの素材だけで作られたダシは、シンプルながら素材の持つ奥深い味わいが特徴です。
ごはんを小盛りによそい、焼き魚と薬味の昆布や大葉、そして梅干しも盛り付け、お茶漬けの準備が整いました。
ゆっくりと天然ダシを注げば、ダシ茶漬けの完成です。
一つひとつの素材は、塩味や甘さが引き立つやさしい味わいですが、お茶漬けとして組み合わされると素材の良さが引き立ち旨みがさらに増します。
具材と薬味の組み合わせやバランスを変えることで、お茶漬けを何杯でも楽しむことができます。
一粒だって妥協しない「NODO(ノド)」の梅干し選び
「NODO(ノド)」のお茶漬けセットでは、梅干しも3種類からセレクトできます。
「はちみつ」「ちょい塩」「昔ながらのしょっぱい梅干し」のなかから、「昔ながら」というキーワードに心惹かれ、昔ながらのしょっぱい梅干をセレクトしました。
梅干し少々とごはんだけで一口パクリ!ぐはっ!しょっぱいなんてもんじゃない、「強烈に」しょっぱい梅干し。
ただ不思議なことに、お米、ダシ、梅干、わさびを合わせいただくと、梅の爽やかな風味が引き立ち、スルスルと食べ進めることができます。
梅干といえば、和歌山県の紀州南高梅が有名です。
「NODO(ノド)」では、梅干生産者がひしめき合う和歌山県みなべ町内で、南高梅のルーツといわれている高田果園さんから梅干しを取り寄せています。また、納得のいくはちみつ梅がどうしても探せず、梅干し生産者におすすめのはちみつ梅を紹介してもらい、現在「NODO(ノド)」で提供するはちみつ梅に行き着いたのだとか。
ちなみに、3種の梅のなかで一番人気ははちみつ梅なんですって。はちみつ梅も食べてみたくなりました。
徹底したお客さん目線の食材選びこそ「NODO(ノド)」のお茶漬けの真髄
料理人出身ではない店主の奥間さんは、おいしいものを求め、自らが納得のいく味、お客さんである沖縄の人たちが好む味を求め、熱心に素材探しをしています。
「NODO(ノド)」の食材選びにゴールはなく、生産者の顔がみえるよい素材を中心に、おいしいものを探し続けているそうです。
食材への探究心は、おいしいものが好きな食通だからこそ。「お客さん視点」を忘れないことが満足度を高める秘訣なのかもしれません。
奥間さんの食へのこだわりは普段使いの調味料にも表れており、日本各地の生産者から調味料をお取り寄せして愛用してるそうです。
店内には、「NODO(ノド)」で実際に使われている調味料のほかにも、店主おすすめの調味料がならんでいます。
「NODO(ノド)」は、おいしいもの好きの店主の情熱と好奇心、そしてこだわりが詰まった天然ダシのお茶漬け専門店です。
心地よい時間を過ごしながら、贅沢ランチを楽しんでみてはいかがでしょう。
Information
- NODO(ノド)
- 住所
- 〒904-0113
沖縄県中頭郡北谷町宮城1−490 - 電話番号
- 098-988-5450
- 営業時間
- 11時~15時45分(L.O.15時)
- 定休日
- 金曜日・土曜日
- 駐車場
- あり
- クレジットカードの利用
- 可
- 電子マネーの利用
- 可
- HP・SNSのリンク
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