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平 一紘

環金武湾に打ちあがるコロナ収束の願い

皆様こんにちは平一紘です。今回は私がディレクターとして参加した番組【環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021】の紹介をさせてください。

本島中央部に位置する金武湾を囲む「うるま市・金武町・宜野座村」で構成されるのが環金武湾。番組では、その環金武湾3市町村が地域を盛り上げるために実施したイベントの様子と3市町村各所から同時に打ち上げられる約5,000発の花火がフィナーレを飾る。
という、いわゆる市町村のお祭り番組なのだが、実際に取材を進めて行くと非常に時代に即した意義のあるイベントだったことに気づけた。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

番組の概要から紹介しよう。
MCは演芸集団FECの社長でタレントの山城智二さんと、女優からラジオパーソナリティまで務める多彩な真栄城美鈴さん。二人に任せれば尺調整もばっちりである。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

まず、番組は3市町村それぞれの特色ある取り組みを紹介していく。
トップバッターは金武町だ。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

金武町が紹介するのは12月5日『移民の日』に関連したイベント群である。1899年12月5日は沖縄県初の移民となる「第1回ハワイ移民」が那覇港から出発した日であり、移民の父とも呼ばれる金武町出身の當山久三の偉業をたたえる金武町にとって大事な一日である。
そんな移民の日には公民館とその周囲で産業まつりが行われる。金武町の名物の田芋は食卓はもちろん、スイーツとしても姿を変える夢の食材だ。今回、コロナ禍での久しぶりのイベントということもあり、担当職員たちの目には緊張と期待の色が見えた。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021
環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

そしてうるま市が紹介するのは『うるまの元気応援プロジェクト』である。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

これは経済団体や福祉関連団体等が行う地域経済の活性化及び市民生活の回復支援を図る独自事業に対し、1事業当たり上限300万円を補助するプロジェクトで、採択された事業者がうるま市を元気にするために動くのである。
今回取材したのは伝統芸能や創作エイサーを得意とするうるま市の団体『龍神伝説』。彼らの演舞を見せてもらったが、やはり圧巻であった。
伝統芸能というものはやはりオンラインでは決して伝えきれない何かがある。
それはそもそも『伝統芸能』の在り方に拠るのではないかと思った。古(いにしえ)から今まで、集落の人々の定期的な交流の場、地域間のコミュニケーションツールであったはずだ。
発表の場を奪われ、灯を消さないために頑張る龍神伝説の皆さんのインタビューにも注目してほしい。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021
環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

そしてラストは宜野座村である。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

宜野座村で取材したのは『ぎのざウィンターフェスタ』。
道の駅ぎのざで行われる出店やお化け屋敷、プロレスなど何でもありのお祭りである。
取材して感じたこと、それはイベントの根底にあるのは『宜野座に来た人々を楽しませたい』という熱い気持ちだった。
『イベントが駄目になっていって皆が落ち込んでいる。私たちが元気にしたい』そう語るのは琉球ドラゴンプロレスのグルクンマスク氏である。
プロレスもこのコロナの状況下、窮地に立たされていることは間違いないはずなのに‥元気づけたいと、言い放つその魂は当にエンターテイナーである。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021
環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

3市町村それぞれの魅力的なVTR紹介と豪華視聴者プレゼントが紹介された後は、いよいよ花火のカウントダウン。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021
環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

人は消えゆく儚い花火に様々な思いを重ね、情緒を感じる。
しかし、このコロナウイルスによる未曽有の経済不況により下がったテンションを上げるべく打ちあがる五千発の花火からは儚さよりも灼熱の力強さを感じた。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

困難な状況下、ひとつひとつのイベントでも大変な苦労だったことは想像に難くない。
そんな中、3市町村を巻き込んだこの壮大なプロジェクトは同時視聴の数も数百を超え、ツイッター等のSNSでも相当数の人間が花火を喜んでいた。
大成功ではないだろうか。

環金武湾3市町村連携元気応援プロジェクト2021

百戦錬磨のスタッフ・キャストも花火が打ちあがった瞬間は、子供の様に喜んだ。
花火は人を幸せにしますね。

この3市町村の記念すべき共同事業の番組を制作できたことを嬉しく思います。

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