公開日
OKITIVE編集部

OKITIVE編集部

「OKINAWA SONG BOOK2024」出演者が語る、歌に込めた想い(BEGIN・夏川りみ・イクマアキラ)

10月5日(土)に沖縄コンベンションセンター劇場棟で開催される音楽イベント「OKINAWA SONG BOOK2024」では、沖縄で愛されている名曲の数々が演奏されます。
沖縄テレビでは名曲の誕生秘話やその背景をアーティストにインタビューしました。イベントに先立ち、その一部をご紹介します。

目次

イクマアキラ/ダイナミック琉球

イクマアキラ

― OKINAWA SONG BOOKには初出演となります、出演を決めた理由を教えてください。

沖縄の心に残る歌に選んで頂けることはたいへん光栄で、頭が下がる想いです。OKINAWA SONG BOOKでは沖縄の皆さんに感謝を込め、歌わせて頂きたいです。

― 今回ご紹介する「ダイナミック琉球」は県内のみならず全国でも愛される歌となっていますね。
「ダイナミック琉球」は2008年に作りましたので、10~14年ほどかけて世間に広まっていきました。
1回限りの舞台曲として書いた曲でしたが評判が良く、数々の連鎖反応がありました。
オリオンビールCMソングになったことで一気に世間に親しまれるようになり、現代版組踊やエイサーの定番曲として、また、スポーツ界、運動会などでも親しまれるようになりました。
”大自然(宇宙)の中で生かされ今に続いてきた我々の魂”を鼓舞する気持ち。その心が自然に繋がり、SNSで口伝のように本土へ広がったのもとても嬉しく思います。この曲を歌う時、いつも沖縄に感謝して歌います。

―沖縄には多くの名曲がありますが、他のアーティストが作った歌を歌う時と、ご自身制作の歌を歌う時にはどのような違いがありますか?

喜納昌吉さんの「花(すべての人の心に花を)」を時々歌わせて頂いていますが、喜納昌吉さんの心も、ボブ・マーリーの心も、「僕と同じ気持ちかな~?」と思いながら歌にメッセージ(心・魂)を込めます。
そっくりに歌うというのでもなく、自分流に歌うのでもなく、その歌の心が受け継がれ、自分に乗り移ったかのような感覚で歌います。

―沖縄で生まれた、次の世代に繋ぎたい「歌」を教えてください。

喜納昌吉さん「花(すべての人の心に花を)」
古謝美佐子さん 「童神」
てぃんさぐぬ花 (沖縄民謡)

夏川りみ/童神

― 今回演奏される歌「童神」について教えてください。

そうですね、沖縄の誰もが知っていて、とても愛されている子守唄だと思っています。
メロディーもそうなんですが、歌詞がとても優しいんです。誰もが優しい気持ちになれるような歌だなと思いました。

―歌うようになったきっかけを教えてください。

イベントで古謝美佐子さんとご一緒させていただいたときに、すごく素敵な曲だと感じました。そのとき古謝さんが赤ちゃんをあやすように歌っていて、それがとても良かったんです。
「私もこんなふうに歌いたい」と感じて古謝さんにお話ししたら、「いいじゃない、歌ったらいいさ」と言ってもらえたので、カバーさせていただきました。

― 実際に歌われてみてどうでしたか?

不思議なことにこの曲を歌うと、どんなに寝ない子供たちでも寝てしまうんです。保育園などで「本当にこの子たちは寝るのか」を検証したこともありました。
また、胎教にも良いと話題になり、妊婦さんや赤ちゃんを連れたお母さんたちが増えてきました。すごいパワーがあるんだろうなと感じています。

― 歌うときに心がけていることはありますか?

とにかく優しい気持ちで歌うことを心がけています。みんなが幸せであるように、そんな気持ちを込めています。「自分が生まれたとき、母もこんな気持ちだったのかな」と思いながら歌っていますし、私も子供がいるので、子供が生まれたときのことを思い浮かべながら歌うこともあります。

―沖縄で生まれた、次の世代に繋ぎたい「歌」を教えてください。

「涙そうそう」「童神」

BEGIN/三線の花

―今回のセットリストには「三線の花」が入っていますね。この歌はどのように生まれましたか?

比嘉)もともとは三宅裕司さんが沖縄を舞台にした芝居をやるということで、歌を作ってくれないかと依頼されて作った曲でした。最初は劇団員の方が歌ってくれたんですよね。
“デビュー15周年”が終わって、BEGINとしてちょっと考えたい時期だった。
武道館公演が終わった後、何か自分の中で違和感があったんですよね。「自分はここをゴール地点として音楽をやってきたわけではない」と思って・・・俺らって調子乗ってんな、こんなバンドだったっけ?みたいな。バンドが大きくなる兆候だったのかもしれないけどそれが嫌になって、それで2年間くらいツアーをやらなかった時期がありました。
三宅さんに頼まれた楽曲はその時に作ったんですね。だからBEGINの曲って感じでもなく、レコーディングしたときはちょっとしたカバー曲を収録するような気分でした。

島袋)三宅さんは同じ事務所だったんで「ツアーやらなくて時間があるなら作ってくれ」みたいな感じで。2人で劇中の効果音を作って。
上地)劇中の歌も作って・・・めっちゃ作ったね。
島袋)で、沖縄にいた栄昇から「三線の花」が来た。

―舞台のために生まれた曲をその後ライブでも演奏するようになったんですね。お客さんの反応はどうでしたか?

比嘉)劇で終わりかなと思っていたらBEGINでもやってくれという話になって。最初にシングルとして発売したときは特に大きな反応はなかったけど、ライブを重ねるうちに拍手の量が増えてきて「この曲はやったほうがいいのかな」って思うようになりましたね。「島人の宝」とか「涙そうそう」とはまた違った、ライブで聴きたい一曲として、ファンの方々に認知してもらったような感じですね。
島袋)タイアップになったりというわけでもないけど、じわじわと広まって、いろんなところで歌われるようになった感じなんですよ。「大阪の友達と飲みに行ったら歌ってたよー」とか。沖縄以外の地域でも歌われている印象が強いですね。日本全国どこでライブをやっても手応えを感じます。
上地)自分も同じように感じていますね。琉球國祭り太鼓のエイサーでやってもらったことが印象に残っていて、そこからじわじわ広がっていったんじゃないかなと思っているんですけどね。
比嘉)エイサーは大きいと思います。ブラジルとかでも「三線の花」を演舞してるよって聞くこともありますね。
この歌は自分たちだけの歌にしたくなかった、もともとは三宅さんからの話で作った歌で自分たちが歌うつもりでもなかったし、じいちゃんのこともでもあるし、沖縄の普通の景色ですよね。それもあっていろんなアーティストに歌ってもらいたくて。

―沖縄で生まれた、次の世代に繋ぎたい「歌」を教えてください。

比嘉栄昇セレクト: 那良伊千鳥 「我島」
上地等セレクト: コンディション・グリーン/Life of change

「OKINAWA SONG BOOK 2024」イベント情報

タイトル:「沖縄テレビ開局65周年記念 OKINAWA SONG BOOK 2024」
日時:2024年10月5日(土)開場16時00分、開演17時00分
場所:沖縄コンベンションセンター劇場棟
料金:7,000円(税込)全席指定※3歳未満ひざ上無料、3歳以上チケット必要
主催:沖縄テレビ放送株式会社
協力:ピーエムエージェンシー、グライダーエイトオキナワ
後援:琉球新報社、ラジオ沖縄
協賛:あしびかんぱにー、NTT西日本沖縄支店、比嘉酒造
出演者:BEGIN、夏川りみ、イクマあきら、HoRookies、琉球交響楽団弦楽四重奏

aあしびカンパニー NTT西日本

OKINAWA SONG BOOK 関連記事多数掲載中

「HoRookies(ホルキーズ)の集大成。これが最後のハーモニー「4人」が生んだ新しい“沖縄のうた”」など…

▶▶記事はコチラから

Information

「沖縄テレビ開局65周年記念 OKINAWA SONG BOOK 2024」
日時
2024年10月5日(土)開場16時00分、 開演17時00分
場所
沖縄コンベンションセンター劇場棟
料金
7,000円(税込)全席指定※3歳未満ひざ上無料、3歳以上チケット必要
主催
沖縄テレビ放送株式会社
協力
ピーエムエージェンシー、グライダーエイトオキナワ
後援
琉球新報社、ラジオ沖縄
協賛
あしびかんぱにー、NTT西日本沖縄支店、比嘉酒造
出演者
BEGIN、夏川りみ、イクマあきら、HoRookies、琉球交響楽団弦楽四重奏
プレイガイド
・ファミリーマート(イープラス) ・ローソンチケット(Lコード:83869) ・チケットぴあ(Pコード:277-124) ・沖縄テレビ事業部(車椅子席のみ取り扱い)
お問い合わせ
沖縄テレビ事業部 098-869-4415(平日9:30~12:00,13:00~17:30)
公式サイト

あわせて読みたい記事

HY 366日が月9ドラマに…

あなたへおすすめ!